MIN (Transact-SQL)
式内の最小値を返します。後に OVER 句が続く場合があります。
構文
MIN ( [ ALL | DISTINCT ] expression )
引数
- ALL
すべての値に集計関数が適用されます。ALL が既定値です。
- DISTINCT
重複する値は 1 つだけが処理されます。DISTINCT は MIN では意味はなく、SQL-92 との互換性を保つためだけに指定可能になっています。
expression
定数、列名、関数、および算術演算子、ビット演算子、文字列演算子の組み合わせを指定します。MIN は、数値型列、char 型列、varchar 型列、または datetime 型列に使用できますが、bit 型列には使用できません。集計関数とサブクエリは使用できません。詳細については、「式 (Transact-SQL)」を参照してください。
戻り値の型
expression と同じ型の値を返します。
重要 : |
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AVG(DISTINCT column_name)、COUNT(DISTINCT column_name)、MAX(DISTINCT column_name)、MIN(DISTINCT column_name)、および SUM(DISTINCT column_name) などの非重複集計関数は、CUBE または ROLLUP を使用しているときにはサポートされません。これらの関数を使用した場合、Microsoft SQL Server 2005 データベース エンジンではエラー メッセージを返し、クエリを終了します。 |
解説
NULL 値はすべて無視されます。
文字型列の場合は、並べ替え順での最小の値が返されます。
例
次の例は、最低 (最小) 税率を返します。
USE AdventureWorks;
GO
SELECT MIN(TaxRate)
FROM Sales.SalesTaxRate;
GO
以下に結果セットを示します。
-------------------
5.00
(1 row(s) affected)
参照
関連項目
集計関数 (Transact-SQL)
MAX (Transact-SQL)
OVER 句 (Transact-SQL)