[機能のセキュリティ構成] (Windows 統合セキュリティ) - Reporting Services
Reporting Services では、レポート データ ソースから Windows 統合セキュリティを使用して外部データ ソースに接続できます。ただし Windows 統合セキュリティでは、ユーザーの知らないうちにユーザーの ID を使用してデータにアクセスされる可能性があります。すべてのレポート データ ソース接続で明示的に指定された資格情報のセットを使用するには、レポート データ ソースの Windows 統合セキュリティを無効にします。統合セキュリティで機密データが危険にさらされる理由の詳細については、「統合セキュリティと高度な権限」を参照してください。
Windows 統合セキュリティを無効にすると、レポート データ ソースの資格情報を構成するときのオプションが少なくなります。ここで選択したオプションは、レポート マネージャ、Management Studio、およびレポートのデータ ソース接続の定義に使用する任意のサード パーティのツールで、データ ソースを定義するときに適用されます。Windows 統合セキュリティを無効にした後は、次の方法でのみ資格情報を取得できます。
- 資格情報の要求。ユーザーは、レポートを実行するためのユーザー名とパスワードを入力するように要求されます。Windows ドメイン資格情報またはデータベース資格情報を使用できます。
- 格納された資格情報。レポートを実行するために使用される資格情報は、レポート サーバーのデータベースに安全に格納されます。Windows ドメイン資格情報またはデータベース資格情報を使用できます。1 つのデータ ソースにつき、資格情報を 1 セットのみ格納できます。すべてのユーザーが同じ資格情報を使用してレポート データ ソースにアクセスします。
- 資格情報なし。このオプションは、データ ソースで資格情報が必要ない場合、または資格情報を接続文字列で渡すことができる場合に使用できます。データ ソースのプロパティ ページに資格情報がプレーン テキストで表示されるため、このオプションはお勧めしません。このオプションを使用するには、レポートの自動実行に使用する特殊なアカウントを構成する必要があります。詳細については、「自動実行されるレポート処理用のアカウントの構成」を参照してください。
メモ : |
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Windows 統合セキュリティを無効にしても、レポート マネージャ、Management Studio、およびレポート デザイン ツールでは [Windows 統合セキュリティ] オプションが表示されます。Windows 統合セキュリティをサポートしないレポート サーバーで、ユーザーが Windows 統合セキュリティを選択した場合、レポートの実行時にエラーが発生します。 |
オプション
[レポート データ ソース接続の Windows 統合セキュリティを有効にする]
レポート データ ソースに対して Windows 統合セキュリティを使用します。詳細については、「統合セキュリティと高度な権限」および「資格情報と接続情報の指定」を参照してください。
参照
概念
[機能のセキュリティ構成]
[サービスと接続のセキュリティ構成]