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SQL Server 2005 フェールオーバー クラスタを手動でアンインストールする方法

Microsoft SQL Server 2005 フェールオーバー クラスタをアンインストールする前に、次の重要な点について検討してください。

  • SQL Server 2005 を以前の SQL Server のバージョンと同時に実行しているコンピュータでは、SQL-DMO に依存する Enterprise Manager やその他のプログラムは無効になる場合があります。このことは、次の状況で発生する可能性があります。
    • SQL Server 2005、SQL Server 2000、および SQL Server 7.0 がサイド バイ サイドでインストールされ、いずれかのバージョンがアンインストールされている場合。
    • SQL Server 2000 と SQL Server 2005 がサイド バイ サイドでインストールされ、SQL Server 2000 が SQL Server 2005 の後にインストールされている場合。
      この問題は、SQL Server 2005 SQL-DMO COM ライブラリの登録削除によるものです。SQL-DMO に依存する Enterprise Manager や他のプログラムを再度有効にするには、コマンド プロンプトから regsvr32.exe sqldmo.dll を実行して SQL-DMO を登録します。詳細については、「SQL Server データベース エンジンのインストールに関するトラブルシューティング」を参照してください。
  • 誤って SQL Native Client をアンインストールすると、SQL Server リソースを起動できなくなります。SQL Native Client を再インストールするには、 SQL Server 2005 セットアップ プログラムを実行し、SQL Server 2005 に必要なコンポーネントをインストールします。
  • 複数の SQL IP クラスタ リソースを持つフェールオーバー クラスタをアンインストールする場合は、クラスタ アドミニストレータを使用してすべての SQL IP リソースを削除する必要があります。

SQL Server セットアップ プログラムによるアンインストールが失敗した後に SQL Server 2005 フェールオーバー クラスタをアンインストールするには

  1. SQL Server 2005 を削除する前に各ノードの既存のレジストリをバックアップします。

  2. レジストリ エディタ ユーティリティ (regedit.exe) を使用して、レジストリ キー HKLM\Software\Microsoft\Microsoft SQL Server\<instid>\Setup を見つけます。<instid> は、アンインストールする SQL Server 2005 の特定のインスタンスを表します。たとえば、最初のインスタンスは MSSQL.1、2 番目のインスタンスは MSSQL.2 のようになります。このキーに SqlCluster=0 を設定します。これにより、SQL Server 2005 のクラスタ化されたインスタンスがクラスタ化解除されます。

    注意   レジストリを間違って編集すると重大な問題が発生し、オペレーティング システムの再インストールが必要になる場合があります。さらに、レジストリの間違った編集が原因で問題が発生した場合、その問題を解決できないこともあります。レジストリを編集する前に、レジストリと重要なデータをすべてバックアップしてください。

  3. 削除するノードで共有ディスクを使用できることを確認します。

  4. コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] を開きます。

  5. アンインストールする SQL Server 2005 インスタンスを選択し、[削除] をクリックします。これにより、SQL Server 2005 インストール ウィザードが起動されます。

  6. [コンポーネントの選択] ページで [SQL Server 2005 インスタンスのコンポーネントを削除する] チェック ボックスをオンにし、アンインストールするインスタンス名と共通コンポーネントをクリックします。続行するには、[次へ] をクリックします。

  7. [リモート ログイン情報] ページで、クラスタ化されたインスタンスのすべてのノードに対して有効な管理者アカウントのパスワードを入力します。続行するには、[次へ] をクリックします。

  8. [確認] ページで、削除する SQL Server コンポーネントが正しく選択されていることを確認します。アンインストール プロセスを続行するには [完了] をクリックします。

  9. SQL Server 2005 インストール ウィザードにより、SQL Server 2005 コンポーネントがコンピュータから削除されます。セットアップで SQL Server 2005 インストール メディアへのアクセスが必要になった場合は、CD ドライブまたは DVD ドライブに CD または DVD を挿入するように求められます。SQL Server のアンインストールに使用する CD または DVD のビルド番号は、アンインストールする SQL Server インスタンスのビルド番号と同じである必要があります。ネットワーク インストールの場合は、セットアップからネットワーク ビルド フォルダにアクセスできる必要があります。

  10. SQL Server 2005 システム構成チェッカーによりコンピュータの既存の構成がスキャンされます。[ようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。システム構成チェッカーによるスキャンが完了したら、[次へ] をクリックして続行します。

  11. コンピュータから SQL Server 2005 を削除する間、[セットアップの進行状況] ページに状態が表示されます。[Microsoft SQL Server インストール ウィザードの完了] ページで、表示されているリンクをクリックすると、セットアップの概要ログを確認できます。SQL Server インストール ウィザードを終了するには、[完了] をクリックします。

    1.    MSXML または SQLXML のアンインストールは試行しないでください。これらは、依存しているコンポーネントがすべてアンインストールされると自動的に削除されます。
  12. 次にアンインストールするノードに共有ディスクを移動します。このノードで手順 1. ~ 11. を繰り返します。引き続き、各ノードについてレジストリと重要なすべてのデータをバックアップし、レジストリを編集してクラスタをクラスタ化解除します。次に削除するノードで使用できるように共有ディスクを移動し、[プログラムの追加と削除] を使用してノードから SQL Server 2005 を削除します。

  13. 他の各ノードに対して、この移動およびアンインストール処理を繰り返します。

参照

処理手順

SQL Server 2005 のフェールオーバー クラスタ インスタンスを削除する方法 (セットアップ)
SQL Server 2005 フェールオーバー クラスタでノードを追加または削除する方法 (セットアップ)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手