シノニムに関する情報の取得
sys.synonyms カタログ ビューには、特定のデータベースの各シノニムを表すエントリが含まれています。シノニム名やベース オブジェクト名など、シノニムのメタデータがこのカタログ ビューに表示されます。sys.synonyms カタログ ビューの詳細については、「sys.synonyms (Transact-SQL)」を参照してください。
拡張プロパティを使用すれば、説明用テキスト、指示テキスト、定型入力、および表記規則をシノニムのプロパティとして追加できます。プロパティはデータベースに格納されるので、プロパティを読み取るアプリケーションはすべて、同じ方法でオブジェクトを評価できます。詳細については、「データベース オブジェクトでの拡張プロパティの使用」を参照してください。
シノニムのベース オブジェクトの基本データ型を調べるには、OBJECTPROPERTYEX 関数を使用します。詳細については、「OBJECTPROPERTYEX (Transact-SQL)」を参照してください。
例
次の例は、ローカル オブジェクトであるシノニムのベース オブジェクトの基本データ型を返します。
USE tempdb;
GO
CREATE SYNONYM MyEmployee
FOR AdventureWorks.HumanResources.Employee;
GO
SELECT OBJECTPROPERTYEX(OBJECT_ID('MyEmployee'), 'BaseType') AS BaseType;
次の例は、Server1
というサーバー上のリモート オブジェクトであるシノニムのベース オブジェクトの基本データ型を返します。
EXECUTE sp_addlinkedserver Server1;
GO
CREATE SYNONYM MyRemoteEmployee
FOR Server1.AdventureWorks.HumanResources.Employee;
GO
SELECT OBJECTPROPERTYEX(OBJECT_ID('MyRemoteEmployee'), 'BaseType') AS BaseType;
GO
参照
概念
シノニムの使用 (データベース エンジン)
シノニム (データベース エンジン)
データベース オブジェクトでの拡張プロパティの使用
その他の技術情報
CREATE SYNONYM (Transact-SQL)
DROP SYNONYM (Transact-SQL)