sp_help_category (Transact-SQL)
ジョブ、警告、またはオペレータについて、指定されたクラスの情報を提供します。
構文
sp_help_category [ [ @class = ] 'class' ]
[ , [ @type = ] 'type' ]
[ , [ @name = ] 'name' ]
[ , [ @suffix = ] suffix ]
引数
[ @class=] 'class'
要求する情報のクラスを指定します。class のデータ型は varchar(8) で、既定値は JOB です。class には次のいずれかの値を指定できます。値 説明 JOB
ジョブ カテゴリに関する情報
ALERT
警告カテゴリに関する情報
OPERATOR
オペレータ カテゴリに関する情報
[ @type= ] 'type'
要求する情報に関するカテゴリの種類を指定します。type のデータ型は varchar(12) で、既定値は NULL です。次のいずれかの値を指定できます。値 説明 LOCAL
ローカル ジョブ カテゴリ
MULTI -SERVER
マルチサーバー ジョブ カテゴリ
NONE
JOB 以外のクラスのカテゴリ
- [ @name= ] 'name'
要求する情報に関するカテゴリの名前を指定します。name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。
- [ @suffix= ] suffix
結果セットの category_type 列が ID と名前のどちらであるかを指定します。suffix のデータ型は bit で、既定値は 0 です。1 は category_type が名前であることを表し、0 は ID であることを表します。
結果セット
@suffix が0 の場合、sp_help_category では次の結果セットが返されます。
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
category_id |
int |
カテゴリ ID。 |
category_type |
tinyint |
カテゴリの種類。 1 = ローカル 2 = マルチサーバー 3 = なし |
name |
sysname |
カテゴリ名。 |
@suffix が1 の場合、sp_help_category では次の結果セットが返されます。
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
category_id |
int |
カテゴリ ID。 |
category_type |
sysname |
カテゴリの種類。LOCAL、MULTI-SERVER、NONE のいずれかになります。 |
name |
sysname |
カテゴリ名。 |
解説
sp_help_category は、msdb データベースから実行する必要があります。
パラメータを指定しない場合、結果セットではすべてのジョブ カテゴリに関する情報が提供されます。
権限
既定では、このストアド プロシージャを実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバです。他のユーザーには、msdb データベースの次のいずれかの SQL Server エージェント固定データベース ロールが許可されている必要があります。
- SQLAgentUserRole
- SQLAgentReaderRole
- SQLAgentOperatorRole
これらのロールの権限の詳細については、「SQL Server エージェントの固定データベース ロール」を参照してください。
戻り値
0 (成功) または 1 (失敗)
例
A. ローカル ジョブ情報を返す
次の例では、ローカルで管理されるジョブに関する情報を返します。
USE msdb ;
GO
EXEC dbo.sp_help_category
@type = N'LOCAL' ;
GO
B. 警告情報を返す
次の例では、レプリケーション警告カテゴリに関する情報を返します。
USE msdb ;
GO
EXEC dbo.sp_help_category
@class = N'ALERT',
@name = N'Replication' ;
GO
参照
関連項目
sp_add_category (Transact-SQL)
sp_delete_category (Transact-SQL)
sp_update_category (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)