次の方法で共有


sp_changereplicationserverpasswords (Transact-SQL)

レプリケーション トポロジでサーバーへの接続の際にレプリケーション エージェントが使用した、Microsoft Windows アカウントまたは Microsoft SQL Server ログイン用に格納されているパスワードを変更します。通常は、サーバーで実行中のエージェントがすべて同じログインまたはアカウントを使用している場合でも、個々のエージェントごとにパスワードを変更する必要があります。このストアド プロシージャにより、サーバーで実行中のすべてのレプリケーション エージェントが使用する、SQL Server ログインまたは Windows アカウントのすべてのインスタンスに対するパスワードを変更することができます。このストアド プロシージャは、レプリケーション トポロジ内の任意のサーバー側でマスタ データベースについて実行されます。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

sp_changereplicationserverpasswords [ @login_type = ] login_type
        , [ @login = ] 'login' 
        , [ @password = ] 'password'
    [ , [ @server = ] 'server' ]

引数

  • [ @login_type = ] login_type
    与えられた資格情報の認証の種類を指定します。login_type のデータ型は tinyint で、既定値はありません。

    1 = Windows 統合認証で、

    0 = SQL Server 認証です。

  • [ @login = ] 'login'
    変更する Windows アカウントまたは SQL Server ログインの名前を指定します。login のデータ型は nvarchar(257) で、既定値はありません。
  • [ @password = ] 'password'
    指定した login に対して保存する新しいパスワードを指定します。password のデータ型は sysname で、既定値はありません。

    ms187397.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    レプリケーション パスワードを変更したら、そのパスワードを使用する各エージェントを停止して再起動し、エージェントに対して変更を反映させる必要があります。
  • [ @server = ] 'server'
    保存パスワードを変更するサーバー接続を指定します。server のデータ型は sysname で、次のいずれかの値をとります。

    説明

    distributor

    ディストリビュータへのすべてのエージェント接続です。

    publisher

    パブリッシャへのすべてのエージェント接続です。

    subscriber

    サブスクライバへのすべてのエージェント接続です。

    % (既定値)

    レプリケーション トポロジ内のすべてのサーバーへのすべてのエージェント接続です。

解説

sp_changereplicationserverpasswords は、すべての種類のレプリケーションで使用します。

権限

sp_changereplicationserverpasswords を実行できるのは、固定サーバー ロール sysadmin のメンバだけです。

戻り値

成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。

参照

その他の技術情報

レプリケーションのセキュリティ設定を表示および変更する方法 (レプリケーション Transact-SQL プログラミング)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手