sysmail_help_queue_sp (Transact-SQL)
データベース メールには、メール キューと状態キューの 2 つのキューがあります。メール キューには、送信待ちのメール アイテムが格納され、状態キューには、送信済みのアイテムの状態が格納されます。このストアド プロシージャを使用すると、メール キューや状態キューの状態を確認できます。パラメータ @queue_type を指定しない場合、このストアド プロシージャではキューごとに 1 行のデータが返されます。
構文
sysmail_help_queue_sp [ @queue_type = ] 'queue_type'
引数
- [ @queue_type = ] 'queue_type'
queue_type で指定した種類のキューに関する情報を返します (省略可能)。queue_type のデータ型は nvarchar(6) で、既定値はありません。有効な入力値は、mail および status です。
結果セット
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
queue_type |
nvarchar(6) |
キューの種類。可能な値は、mail および status です。 |
length |
int |
指定したキュー内のメール アイテムの数。 |
state |
nvarchar(64) |
監視の状態。可能な値は、INACTIVE (キューは非アクティブ)、NOTIFIED (キューは受信が必要なことを認識済み)、および RECEIVES_OCCURRING (キューは受信中) です。 |
last_empty_rowset_time |
DATETIME |
キューが最後に空になった日時。24 時間形式、GMT タイム ゾーンで表されます。 |
last_activated_time |
DATETIME |
キューが最後にアクティブ化された日時。24 時間形式、GMT タイム ゾーンで表されます。 |
解説
データベース メールのトラブルシューティングでは、sysmail_help_queue_sp を使用して、キュー内のアイテムの数とキューの状態、およびキューが最後にアクティブ化された日時を確認できます。
権限
このプロシージャを使用できるのは、既定では sysadmin 固定サーバー ロールのメンバだけです。
戻り値
0 (成功) または 1 (失敗)
例
次の例では、メール キューと状態キュー両方を返します。
EXECUTE msdb.dbo.sysmail_help_queue_sp ;
GO
次は、結果セットのサンプルです。length 列に編集が加えられています。
queue_type length state last_empty_rowset_time last_activated_time
---------- -------- ------------------ ----------------------- -----------------------
mail 0 RECEIVES_OCCURRING 2005-10-07 21:14:47.010 2005-10-10 20:52:51.517
status 0 INACTIVE 2005-10-07 21:04:47.003 2005-10-10 21:04:47.003
(2 row(s) affected)
参照
その他の技術情報
データベース メールのトラブルシューティング
データベース メールのアーキテクチャ