SQL Server データベースの復元シーケンスの処理
SQL Server 2005 では、単純な操作で、すばやく簡単に復元を実行できます。さらに、必要最小限のデータを最短時間で復元できます。このセクションのトピックでは、複数の RESTORE ステートメントを組み合わせて、データをコピーし、ロールフォワードして、ロールバック フェーズの最後でオンラインに戻すという、復元シーケンスを作成する方法について説明します。
メモ : |
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再実行 (ロールフォワード) フェーズの詳細については、「SQL Server でのバックアップの復元と復旧の動作について」を参照してください。 |
カタログ ビュー、msdb データベース、およびバックアップには、バックアップ セットの開始位置と終了位置を示すログ シーケンス番号など、有効な復元シーケンスを構築するために必要な情報が含まれています。カタログ ビューでは、データベースとその関連ファイルの状態に関する情報も提供されます。この状態情報は、データの復元時に、次に実行する手順を決定するのに役立ちます。
このセクションの内容
- ログ シーケンス番号の概要
ログ シーケンス番号、およびバックアップと復元でのログ シーケンス番号の使用について説明します。
- ログ シーケンス番号と復元プラン
ログ チェーンを作成するために最も重要なログ シーケンス番号について説明します。このトピックは、完全復旧モデルまたは一括ログ復旧モデルを使用するデータベースにのみ適用されます。
- 復旧パス
差分バックアップまたはログ バックアップを使用して、データベースを以前の時点に復元する際の問題について説明します。
- ログ バックアップに含まれる時間間隔の調査
ログ バックアップに含まれる時間間隔を調べる方法について説明します。このトピックは、完全復旧モデルまたは一括ログ復旧モデルを使用するデータベースにのみ適用されます。
- ファイルまたはファイル グループを復旧するための次のステップの決定
オンラインではないファイルまたはファイル グループの状態を判断する方法、およびファイルまたはファイル グループをオンラインにする方法について説明します。
- バックアップの破損による SQL Server 復元エラーの対応
バックアップ メディアが破損しているために復元エラーが発生した場合の対処について説明します。
- SQL Server で中断された復元操作を再開する方法
中断されたバックアップの再開、または中断された時点からの復元操作について説明します。
- 復元シーケンスに対する高度な考慮事項
ロールフォワード セットの変更、読み取り専用ファイルのデータに対するロールフォワードのスキップ、複数の完全バックアップの使用、1 つのデータベースでのバックアップと復元の同時実行、ロールフォワード中の追加ファイル作成の管理、名前を変更したファイルとファイル グループの復元、REPLACE オプションの使用などの問題について説明します。