次の方法で共有


[データベースのセットアップ] (Reporting Services 構成)

更新 : 2006 年 12 月 12 日

[データベースのセットアップ] ページを使用すると、1 つまたは複数のレポート サーバー インスタンスに対して内部記憶域を提供するレポート サーバー データベースを作成したり構成したりできます。レポート サーバー データベースの作成と接続の構成は複数の手順から成る作業です。次に示すすべての手順に従うことが重要です。

  • SQL Server データベース エンジン インスタンスを指定し、[接続] をクリックします。
  • レポート サーバー データベースを選択、作成、またはアップグレードします。[新規作成] をクリックして、新しいデータベースを作成します。既存のデータベースを使用するには、そのデータベースを一覧から選択します。既存のデータベースが以前のインストールのものである場合は、[アップグレード] をクリックします。
  • 権限を割り当て、データベース接続に使用するログインを作成します。これらの手順は、[適用] をクリックするとツールによって実行されます。手順 2. と手順 3. の進捗状況は [タスクの状態] ペインで監視できます。必ずメッセージの最後までスクロールして、すべての手順が正常に完了したことを確認してください。

レポート サーバー データベースでは、特定のサーバー モードをサポートする必要があります。既定のモードはネイティブ モードですが、SharePoint の製品またはテクノロジの大規模な配置でレポート サーバーを実行している場合は、SharePoint 統合モード用のレポート サーバー データベースを作成することもできます。詳細については、「レポート サーバー データベースを作成する方法 (Reporting Services 構成)」および「SharePoint 統合モード用のレポート サーバー データベースを作成する方法 (Reporting Services 構成)」を参照してください。

ms187681.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
SQL Server 2005 Express Edition with Advanced Services を使用している場合、ローカルの SQL Server Express データベース エンジン インスタンスを使用してレポート サーバー データベースをホストする必要があります。バージョン 7.0 からアップグレードされた SQL Server のインスタンス上でレポート サーバー データベースを作成している場合は、データベースを作成する前にデータベースの互換性レベルを設定する必要があります。詳細については、「SQL Server 2005 Express Edition with Advanced Services の Reporting Services」および「SQL Server 7.0 からアップグレードしたデータベース エンジン上でレポート サーバー データベースを構成する方法 (Reporting Services 構成)」を参照してください。

オプション

  • [サーバー名]
    レポート サーバー データベースを実行する SQL Server データベース エンジンの名前を指定します。

    使用できるインスタンスは、SQL Server 2000 または SQL Server 2005 です。ローカルまたはリモートのコンピュータの、既定または名前付きのインスタンスを使用できます。

    名前付きインスタンスに接続する場合は、<server>\<instance> の形式でサーバー名を入力します。

    リモート インスタンスに接続する場合は、そのインスタンスでリモート接続を有効にする必要がある場合があります。SQL Server 2005 のバージョンの中には、既定でリモート接続が有効になっていないバージョンもあります。リモート接続が許可されているかどうかを確認するには、SQL Server セキュリティ構成ツールを使用して、対象インスタンスのリモート接続の設定値を確認します。リモート インスタンスが名前付きインスタンスの場合は、SQL Server Browser サービスが有効になっていることと、対象サーバーで実行されていることを確認します。SQL Server Browser によって、名前付きインスタンスで使用されるポート番号が Reporting Services 構成ツールに提供されます。

  • [接続]
    SQL Server データベース エンジンにログオンする場合は、[接続] をクリックします。サーバーにログオンするときに使用する資格情報を指定するための [SQL Server 接続ダイアログ] ダイアログ ボックスが開きます。資格情報を使用するか、SQL Server ログインを指定します。
  • [データベース名]
    サーバー データを格納するレポート サーバー データベースの名前を指定します。既存のデータベースを指定するか、新しいデータベースを作成できます。

    Reporting Services インストールをアップグレードまたは移行する場合は、既存のデータベースを選択します。レポート サーバー テーブルを含んでいるデータベースのみを選択できます。

    Reporting Services の SQL Server 2000 バージョンを使用して作成されたレポート サーバー データベースを選択した場合は、データベースを新しい形式にアップグレードできます。

  • [データベースのバージョン]
    レポート サーバー データベースをホストする SQL Server データベース エンジン インスタンスのバージョンです。
  • [サーバー モード]
    レポート サーバー データベースでネイティブ モードと SharePoint 統合モードのどちらをサポートするかを示します。指定したサーバー モードにより、レポート サーバー データベースの構造が決まり、SharePointIntegrated レポート サーバー プロパティが true に設定されます。詳細については、「Reporting Services の配置モード」を参照してください。
  • [新規作成]
    現在接続されている SQL Server インスタンス上で新しいデータベースを作成する場合は、[新規作成] をクリックします。このサーバー上で新しいデータベースを作成できる権限を持つ資格情報を指定するために、[SQL Server 接続ダイアログ] ダイアログ ボックスが開きます。

    Reporting Services 構成ツールは、名前でバインドされた 2 つのデータベースを作成します。1 つは静的データを格納するデータベースで、もう 1 つはセッションおよび作業データを格納するための一時データベースです。

  • [アップグレード]
    テーブルを新しいデータベース スキーマに移行する場合は、[アップグレード] をクリックします。元のデータベースがそのままアップグレードされます。SQL Server 2005 Reporting Services のインスタンスと共にデータベースを使用する場合は、データベースをアップグレードする必要があります。

    ms187681.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
       レポート サーバー データベースをアップグレードした後は、前のバージョンに戻すことはできません。データベースをアップグレードする前に、必ずバックアップを取ってください。
  • [変更]
    [SQL Server 接続ダイアログ] ダイアログ ボックスが開き、新しいレポート サーバー データベースを SharePoint 統合モードで作成できます。

    データベースを作成するとき、同時に SharePointIntegrated サーバー プロパティが設定されます。

  • [資格情報の種類]
    レポート サーバーがレポート サーバー データベースへの接続に使用する資格情報を指定します。資格情報の選択の詳細については、「レポート サーバー データベース接続の構成」を参照してください。
  • [アカウント名]
    Windows 資格情報を使用している場合はドメイン ユーザー アカウントを指定し、SQL Server 資格情報を使用している場合は SQL Server ログインを指定します。Windows 資格証明を使用している場合は、<domain>\<account> の形式で指定します。
  • [パスワード]
    アカウントのパスワードを指定します。
  • [スクリプト]
    スクリプト環境で使用する SQL スクリプト (.sql) ファイルを作成する場合は、[スクリプト] をクリックします。レポート サーバー データベースを作成したり現在のスキーマにアップグレードするスクリプトを作成できます。また、レポート サーバー データベースへの接続に使用するアカウントの SQL Server データベース ロールを構成するスクリプトを作成および実行することもできます。

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 12 月 12 日

追加内容 :
  • SharePoint 統合モードでレポート サーバー データベースを作成するときに使用できる新しい設定について、説明を追加。
変更内容 :
  • リモートの SQL Server インスタンスに接続する方法についての説明を追加。

参照

概念

Reporting Services 構成の F1 ヘルプ

その他の技術情報

レポート サーバー データベースのアップグレード
Reporting Services の既定のインストールのアップグレード
レポート サーバー データベースを作成する方法 (Reporting Services 構成)
レポート サーバー データベース
レポート サーバー データベース接続の構成
レポート サーバー データベースの管理
レポート サーバー スケールアウト配置の構成

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手