sp_helppullsubscription (Transact-SQL)
サブスクライバ側の 1 つ以上のサブスクリプションに関する情報を表示します。このストアド プロシージャは、サブスクライバ側でサブスクリプション データベースについて実行されます。
構文
sp_helppullsubscription [ [ @publisher = ] 'publisher' ]
[ , [ @publisher_db = ] 'publisher_db' ]
[ , [ @publication = ] 'publication' ]
[ , [ @show_push = ] 'show_push' ]
引数
- [ @publisher=] 'publisher'
リモート サーバーの名前を指定します。publisher のデータ型は sysname で、既定値は % です。既定値は、すべてのパブリッシャに関する情報を返すことを示します。
- [ @publisher_db=] 'publisher_db'
パブリッシャ データベースの名前を指定します。publisher_db のデータ型は sysname で、既定値は % です。既定値は、すべてのパブリッシャ データベースを返すことを示します。
- [ @publication=] 'publication'
パブリケーションの名前を指定します。publication のデータ型は sysname で、既定値は % です。既定値は、すべてのパブリケーションを返すことを示します。このパラメータが ALL の場合は、independent_agent = 0 のプル サブスクリプションのみが返されます。
- [ @show_push=] 'show_push'
すべてのプッシュ サブスクリプションを返すかどうかを指定します。show_pushのデータ型は nvarchar(5) で、既定値は FALSE です。既定値は、プッシュ サブスクリプションを返さないことを示します。
結果セット
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
publisher |
sysname |
パブリッシャの名前。 |
publisher database |
sysname |
パブリッシャ データベースの名前。 |
publication |
sysname |
パブリケーションの名前。 |
independent_agent |
bit |
パブリケーション用のスタンドアロン ディストリビューション エージェントがあるかどうかを示します。 |
subscription type |
int |
パブリケーションへのサブスクリプションの種類。 |
distribution agent |
nvarchar(100) |
サブスクリプションを処理するディストリビューション エージェント。 |
publication description |
nvarchar(255) |
パブリケーションの説明。 |
last updating time |
date |
サブスクリプション情報を更新した時刻。これは、ISO 日付 (114) + ODBC 時刻 (121) の UNICODE 文字列です。形式は yyyymmdd hh:mi:sss.mmm で、yyyy は年、mm は月、dd は日、hh は時間、mi は分、sss は秒、mmm はミリ秒を表します。 |
subscription name |
varchar(386) |
サブスクリプションの名前。 |
last transaction timestamp |
varbinary(16) |
最後にレプリケートしたトランザクションのタイムスタンプ。 |
update mode |
tinyint |
許可された更新の種類。 |
distribution agent job_id |
int |
ディストリビューション エージェントのジョブ ID。 |
enabled_for_synmgr |
int |
Microsoft Synchronization Manager を介してサブスクリプションの同期が可能かどうかを示します。 |
subscription guid |
binary(16) |
パブリケーションにおけるサブスクリプションのバージョンを表すグローバル識別子。 |
subid |
binary(16) |
匿名サブスクリプションを表すグローバル識別子。 |
immediate_sync |
bit |
スナップショット エージェントを実行するたびに、同期ファイルを作成または再作成するかどうかを示します。 |
publisher login |
sysname |
パブリッシャで使用する SQL Server 認証用のログイン ID。 |
publisher password |
nvarchar(524) |
パブリッシャで使用する SQL Server 認証用の (暗号化されている) パスワード。 |
publisher security_mode |
int |
パブリッシャで実装されているセキュリティ モード。 0 = SQL Server 認証。 1 = Windows 認証。 2 = 同期トリガでリモート プロシージャ呼び出し (RPC) の実行に静的な sysservers エントリを使用。sysservers テーブル内に、publisher がリモート サーバーまたはリンク サーバーとして定義されている必要があります。 |
distributor |
sysname |
ディストリビュータの名前。 |
distributor_login |
sysname |
ディストリビュータで使用する SQL Server 認証用のログイン ID。 |
distributor_password |
nvarchar(524) |
ディストリビュータで使用する SQL Server 認証用の (暗号化されている) パスワード。 |
distributor_security_mode |
int |
ディストリビュータで実装されているセキュリティ モード。 0 = SQL Server 認証 1 = Windows 認証 |
ftp_address |
sysname |
これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。 |
ftp_port |
int |
これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。 |
ftp_login |
sysname |
これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。 |
ftp_password |
nvarchar(524) |
これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。 |
alt_snapshot_folder |
nvarchar(255) |
スナップショット フォルダが格納されている場所。スナップショット フォルダが既定の場所以外、または既定の場所とさらに別の場所に保存されている場合が対象となります。 |
working_directory |
nvarchar(255) |
該当するオプションが指定され、ファイル転送プロトコル (FTP) を使ってスナップショット ファイルを転送する場合の、転送先ディレクトリの完全修飾パス。 |
use_ftp |
bit |
サブスクリプションはインターネットを経由してパブリケーションにサブスクライブしており、FTP アドレス プロパティが構成されています。0 の場合、サブスクリプションは FTP を使用していません。1 の場合、サブスクリプションは FTP を使用しています。 |
publication_type |
int |
パブリケーションのレプリケーションの種類。 0 = トランザクション レプリケーション 1 = スナップショット レプリケーション 2 = マージ レプリケーション |
dts_package_name |
sysname |
データ変換サービス (DTS) パッケージの名前。 |
dts_package_location |
int |
DTS パッケージが格納されている場所。 0 = ディストリビュータ 1 = サブスクライバ |
offload_agent |
bit |
エージェントをリモートから起動できるかどうかを示します。0 の場合、エージェントをリモートから起動できません。 |
offload_server |
sysname |
リモートからのアクティブ化に使用するサーバーのネットワーク名。 |
last_sync_status |
int |
サブスクリプションの状態。 0 = すべてのジョブが起動待ち。 1 = 1 つ以上のジョブが起動中。 2 = すべてのジョブが正常に実行済み。 3 = 少なくとも 1 つのジョブが実行中。 4 = すべてのジョブがスケジュールに組み込まれ、アイドル状態になっています。 5 = 少なくとも 1 つのジョブが、前回の失敗後に再試行中です。 6 = 少なくとも 1 つのジョブの実行が失敗しました。 |
last_sync_summary |
sysname |
前回の同期化の結果に関する説明。 |
last_sync_time |
datetime |
サブスクリプション情報を更新した時刻。これは、ISO 日付 (114) + ODBC 時刻 (121) の UNICODE 文字列です。形式は yyyymmdd hh:mi:sss.mmm で、yyyy は年、mm は月、dd は日、hh は時間、mi は分、sss は秒、mmm はミリ秒を表します。 |
job_login |
nvarchar(512) |
ディストリビューション エージェントが実行する Windows アカウント。domain\username 形式で返されます。 |
job_password |
sysname |
セキュリティ上の理由から、常に "**********" という値が返されます。 |
解説
sp_helppullsubscription は、スナップショットおよびトランザクション レプリケーションで使用します。
権限
sp_helppullsubscription を実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールまたは db_owner 固定データベース ロールのメンバだけです。
戻り値
0 (成功) または 1 (失敗)
参照
関連項目
sp_addpullsubscription (Transact-SQL)
sp_droppullsubscription (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)