次の方法で共有


sp_help_fulltext_system_components (Transact-SQL)

更新 : 2006 年 4 月 14 日

登録済みの単語区切り、フィルタ、プロトコル ハンドラの情報を返します。また、指定したコンポーネントで使用された、データベースやフルテキスト カタログの識別子の一覧も返します。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

sp_help_fulltext_system_components 
         { 'all'| [ @component_type = ] component_type }
  , [ @param = ] param

引数

  • [ @component_type= ] component_type
    コンポーネントの種類を指定します。次のいずれかです。

    • wordbreaker
    • filter
    • protocol handler
    • fullpath

    fullpath を指定する場合は、param に DLL コンポーネントへの完全なパスも指定する必要があります。これを指定しないとエラー メッセージが返されます。

    'all' を指定すると、すべてのコンポーネントの情報が返されます。

  • [ @param= ] param
    コンポーネントの種類に応じて、ロケール識別子 (LCID)、"." プレフィックス付きのファイル拡張子、プロトコル ハンドラを識別する完全な progid、または DLL コンポーネントへの完全なパスのいずれかを指定します。

リターン コードの値

0 (成功) または 1 (失敗)

結果セット

システム コンポーネントについて、次の結果セットが返されます。

列名 データ型 説明

componenttype

sysname

コンポーネントの種類。次のいずれかです。

  • filter
  • protocol handler
  • wordbreaker

componentname

sysname

コンポーネント名。

clsid

uniqueidentifier

コンポーネントのクラス ID。

fullpath

nvarchar(256)

コンポーネントの場所へのパス。

NULL = 呼び出し元は serveradmin 固定サーバー ロールのメンバではありません。

version

nvarchar(30)

コンポーネントのバージョン。

manufacturer

sysname

コンポーネントの製造元の名前。

component_type を使用するフルテキスト カタログが 1 つ以上存在する場合のみ、次の結果セットが返されます。

列名 データ型 説明

dbid

int

データベースの ID。

ftcatid

int

フルテキスト カタログの ID。

解説

アップグレードの準備をする場合、このメソッドは特に重要です。特定のデータベース内でこのストアド プロシージャを実行し、その結果を使用して、特定のカタログがアップグレードの影響を受けているかどうかを判断します。

権限

ロール public のメンバシップが必要です。ただし、ユーザーが表示できるのは、VIEW DEFINITION 権限が与えられているフルテキスト カタログに関する情報のみです。fullpath 列内の値を表示できるのは、固定サーバー ロール serveradmin のメンバのみです。

参照

関連項目

フルテキスト検索ストアド プロシージャ (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 4 月 14 日

変更内容 :
  • 構文を修正。セキュリティ情報を更新。