[データベースのプロパティ] ([オプション] ページ)
更新 : 2006 年 12 月 12 日
このページを使用すると、選択されているデータベースのオプションを表示または変更できます。このページで利用可能なオプションの詳細については、「データベース オプションの設定」を参照してください。
ページ ヘッダー
- [照合順序]
データベースの照合順序を一覧から選択して指定します。詳細については、「照合順序の使用」を参照してください。
- [復旧モデル]
データベースの復旧に対して、[完全]、[一括ログ]、または [単純] のいずれかのモデルを指定します。復旧モデルの詳細については、「復旧モデルの概要」を参照してください。
- [互換性レベル]
データベースがサポートする Microsoft SQL Server の最新バージョンを指定します。指定できる値は、[SQL Server 2005]、[SQL Server 2000]、および [SQL Server 7.0] です。詳細については、「sp_dbcmptlevel (Transact-SQL)」を参照してください。
[自動]
- [自動終了]
最後のユーザーが終了した後で、データベースを即座にシャットダウンしてリソースを解放するかどうかを指定します。指定できる値は、[True] および [False] です。[True] を指定すると、最後のユーザーがログオフした後でデータベースは正常にシャットダウンされてリソースが解放されます。
- [統計の自動作成]
不足している最適化統計をデータベースで自動的に作成するかどうかを指定します。指定できる値は、[True] および [False] です。[True] を指定すると、クエリの最適化に必要な統計が不足している場合、最適化時に自動的に構築されます。詳細については、「CREATE STATISTICS (Transact-SQL)」を参照してください。
- [自動圧縮]
データベース ファイルを定期的な圧縮に使用できるかどうかを指定します。指定できる値は、[True] および [False] です。詳細については、「AutoShrink Property」を参照してください。
- [統計の自動更新]
データベースで古い最適化統計を自動的に更新するかどうかを指定します。指定できる値は、[True] および [False] です。[True] を指定すると、クエリの最適化に必要な統計が期限切れの場合、最適化時に自動的に構築されます。詳細については、「CREATE STATISTICS (Transact-SQL)」を参照してください。
[統計の非同期的自動更新]
[True] が指定された場合、古い統計の自動更新を開始するクエリは、統計が更新されるのを待たずにコンパイルを開始します。後続のクエリは、更新された統計が使用可能になった時点で、その統計を使用します。[False] が指定された場合、古い統計の自動更新を開始するクエリは、更新された統計をクエリ最適化プランで使用できるようになるまで待機します。
このオプションを [True] に設定しても、[統計の自動更新] も [True] に設定しない限り、効力はありません。
[カーソル]
- [コミットでカーソルを閉じる]
カーソルを開くトランザクションがコミットされた後で、カーソルを閉じるかどうかを指定します。指定できる値は、[True] および [False] です。[True] を指定すると、トランザクションのコミットまたはロールバック時に開いていたカーソルが閉じます。[False] を指定すると、カーソルはトランザクションのコミット時も開いたままです。[False] の場合、トランザクションをロールバックすると、INSENSITIVE または STATIC として定義されているカーソルを除いて、すべてのカーソルが閉じます。詳細については、「SET CURSOR_CLOSE_ON_COMMIT (Transact-SQL)」を参照してください。
- [既定のカーソル]
既定のカーソルの動作を指定します。[True] を指定すると、カーソルの既定の宣言は LOCAL になります。[False] を指定すると、Transact-SQL カーソルは既定で GLOBAL になります。詳細については、「Transact-SQL カーソルの名前のスコープ」を参照してください。
[その他]
- [ANSI NULL 既定値]
データベースの ANSI null default オプションが false に設定されているときに、セッションの動作を指定して、新しい列で NULL 値を許容するかどうかの既定の設定を変更します。指定できる値は、[True] (オン) および [False] (オフ) です。詳細については、「SET ANSI_NULL_DFLT_ON (Transact-SQL)」と「SET ANSI_NULL_DFLT_OFF (Transact-SQL)」を参照してください。
- [ANSI NULL 有効]
=
(等号) 比較演算子と<>
(不等号) 比較演算子を NULL 値に対して使用した場合の動作を指定します。指定できる値は、[True] (オン) および [False] (オフ) です。[True] を指定すると、NULL 値との比較結果はすべて UNKNOWN になります。[False] を指定すると、UNICODE 以外の値と NULL 値の比較結果は、両方の値が NULL 値の場合に [True] になります。詳細については、「SET ANSI_NULLS (Transact-SQL)」を参照してください。
- [ANSI PADDING 有効]
ANSI による埋め込みが有効かどうかを指定します。指定できる値は、[True] (オン) および [False] (オフ) です。詳細については、「SET ANSI_PADDING (Transact-SQL)」を参照してください。
- [ANSI 警告有効]
複数のエラー条件に対する SQL-92 の標準動作を指定します。[True] のときに NULL 値が集計関数 (SUM、AVG、MAX、MIN、STDEV、STDEVP、VAR、VARP、COUNT など) で使用されると、警告メッセージが生成されます。[False] の場合は、警告メッセージは生成されません。詳細については、「SET ANSI_WARNINGS (Transact-SQL)」を参照してください。
- [算術アボート有効]
算術アボートのデータベース オプションが有効かどうかを指定します。指定できる値は、[True] および [False] です。[True] を指定すると、オーバーフローまたは 0 除算エラーが発生したときにクエリまたはバッチが終了します。エラーがトランザクションの内部で発生した場合には、トランザクションはロールバックされます。[False] を指定すると、警告メッセージが表示されますが、クエリ、バッチ、トランザクションは、エラーが発生しなかったときのように処理を続行します。詳細については、「SET ARITHABORT (Transact-SQL)」を参照してください。
- [NULL との連結で NULL を使用]
NULL 値が連結された場合の動作を指定します。プロパティ値が [True] の場合、string + NULL は NULL を返します。[False] の場合、結果は string です。詳細については、「SET CONCAT_NULL_YIELDS_NULL (Transact-SQL)」を参照してください。
- [複数データベースの組み合わせ所有権有効]
複数データベースの組み合わせ所有権が有効になっているかどうかを示す、読み取り専用の値です。[True] を指定した場合、複数データベースの組み合わせ所有権のソース データベースまたは対象データベースとしてこのデータベースを使用できます。このプロパティを設定するには、ALTER DATABASE ステートメントを使用します。
[日付の相関関係の最適化有効]
True を指定すると、SQL Server により、データベース内にある 2 つのテーブル間の相関関係に関する統計が保持されます。これらのテーブルは、FOREIGN KEY 制約でリンクされ、datetime 列を含んでいます。False を指定すると、相関関係の統計は保持されません。詳細については、「相関した datetime 列にアクセスするクエリの最適化」を参照してください。
- [数値丸め処理アボート]
データベースが丸めエラーを処理する方法を指定します。指定できる値は、[True] および [False] です。[True] を指定すると、式の精度が低下したときにエラーが生成されます。[False] を指定すると、精度が低下してもエラー メッセージは生成されず、結果はそれを格納する列または変数の精度まで丸められます。詳細については、「SET NUMERIC_ROUNDABORT (Transact-SQL)」を参照してください。
- [パラメータ化]
SIMPLE を指定すると、データベースの既定の動作に基づいてクエリがパラメータ化されます。FORCED を指定すると、SQL Server により、データベースのすべてのクエリがパラメータ化されます。詳細については、「簡易パラメータ化」と「強制パラメータ化」を参照してください。
- [引用符で囲まれた識別子有効]
SQL Server キーワードを引用符で囲んで識別子 (オブジェクト名または変数名) として使用できるかどうかを指定します。指定できる値は、[True] および [False] です。詳細については、「SET QUOTED_IDENTIFIER (Transact-SQL)」を参照してください。
- [再帰トリガ有効]
トリガを他のトリガによって起動できるかどうかを指定します。指定できる値は、[True] および [False] です。[True] を指定すると、トリガを再帰的に起動できます。[False] を指定すると、直接再起のみが回避されます。間接再帰を無効にするには、sp_configure を使用して nested triggers サーバー オプションを 0 に設定します。詳細については、「入れ子になったトリガの使用」を参照してください。
[信頼可能]
読み取り専用オプションです。True が表示されていれば、データベース内に確立された権限借用コンテキストでデータベース外部のリソースにアクセスすることが、SQL Server により許可されることを示します。権限借用コンテキストは、EXECUTE AS ユーザー ステートメントまたはデータベース モジュールの EXECUTE AS 句を使用して、データベース内に確立できます。データベースの所有者がアクセス権を得るには、サーバー レベルの AUTHENTICATE SERVER 権限も必要です。
また、このプロパティを True に設定して、安全でない外部のアクセス アセンブリをデータベース内で作成および実行することもできます。データベースの所有者は、このプロパティを True に設定することだけでなく、サーバー レベルの EXTERNAL ACCESS ASSEMBLY 権限または UNSAFE ASSEMBLY 権限も必要です。
既定では、すべてのユーザー データベースとすべてのシステム データベース (msdb を除く) で、このプロパティが False に設定されます。model データベースおよび tempdb データベースのこの値は変更できません。
データベースをサーバーにアタッチするときは、必ず TRUSTWORTHY を False に設定します。
権限借用コンテキストでデータベース外部のリソースにアクセスするには、Trustworthy オプションではなく、証明書と署名を使用する方法をお勧めします。
このプロパティを設定するには、ALTER DATABASE ステートメントを使用します。
- [VarDecimal ストレージ形式有効]
[True] の場合、このデータベースは vardecimal ストレージ形式に対応しています。データベースのいずれかのテーブルで vardecimal ストレージ形式を使用している場合、vardecimal ストレージ形式を無効にすることはできません。vardecimal ストレージ形式の詳細については、「decimal データの可変長での格納」を参照してください。この機能には、SQL Server 2005 Service Pack 2 が必要です。vardecimal ストレージ形式は、SQL Server 2005 Enterprise Edition、Developer Edition、および Evaluation Edition でのみ使用できます。このオプションでは、sp_db_vardecimal_storage_format が使用されます。
[復旧]
- [ページ確認]
ディスク I/O エラーによる不完全な I/O トランザクションを検出し、報告する場合に使用されるオプションを指定します。指定できる値は、[None]、[TornPageDetection]、および [Checksum] です。詳細については、「suspect_pages テーブルの理解と管理」を参照してください。
[状態]
- [読み取り専用データベース]
データベースが読み取り専用かどうかを指定します。指定できる値は、[True] および [False] です。[True] を指定すると、ユーザーはデータベースのデータの読み取りのみを実行できます。データまたはデータベース オブジェクトは変更できませんが、DROP DATABASE ステートメントを使用してデータベース自体を削除することはできます。データベースの使用中に、[読み取り専用データベース] オプションに新しい値を設定することはできません。master データベースは例外です。このオプションが設定されていても、システム管理者だけは master データベースを使用できます。
- [データベース状態]
データベースの現在の状態を表示します。編集することはできません。[データベース状態] の詳細については、「データベースの状態」を参照してください。
[アクセスの制限]
データベースにアクセスできるユーザーを指定します。次の値を指定できます。- [Multiple]
稼働データベースの通常の状態では、一度に複数のユーザーがデータベースにアクセスできます。 - [Single]
メンテナンス アクションで使用されます。データベースには一度に 1 人のユーザーのみがアクセスできます。 - [Restricted]
db_owner、dbcreator、または sysadmin ロールのメンバのみがデータベースを使用できます。
- [Multiple]
参照
その他の技術情報
データベースの変更
ALTER DATABASE (Transact-SQL)
CREATE DATABASE (Transact-SQL)
ヘルプおよび情報
変更履歴
リリース | 履歴 |
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2006 年 12 月 12 日 |
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2005 年 12 月 5 日 |
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