列へのデータ型の割り当て
テーブルをデザインする場合は、まず、各列にデータ型を割り当てます。データ型により、その列に格納できるデータ値が定義されます。データ型は、次のいずれかの方法で列に割り当てることができます。
- SQL Server 2005 システム データ型の使用。
- システム データ型に基づいた別名データ型の作成。
- Microsoft .NET Framework 共通言語ランタイムで作成した型を使用したユーザー定義型の作成。
たとえば、列に名前だけを格納する場合は、その列に文字型のいずれかを割り当てます。同様に、列に数値だけを格納する場合は、数値型のいずれかを割り当てます。データ型の詳細については、「データ型 (データベース エンジン)」を参照してください。
SQL Server 2005 では、いくつかの基本データ型について、SQL-92 シノニムもサポートしています。詳細については、「データ型のシノニム (Transact-SQL)」を参照してください。
データ整合性の強制
システム データ型、別名データ型、およびユーザー定義型を使用すると、データの整合性を強制することができます。これは、入力または変更されるデータは、元の CREATE TABLE ステートメントで指定した型に従わなければならないからです。たとえば、datetime 列には有効な日付しか格納できないので、datetime 型として定義された列に姓を格納することはできません。通常、数値型列には数値データだけを格納します。特に、後で数値データの計算を行う場合は、数値データのみを格納してください。