動的管理ビューと動的管理関数
動的管理ビューと動的管理関数では、サーバーの状態情報が返されます。返された情報は、サーバー インスタンスのヘルス状態の監視、問題の診断、パフォーマンスのチューニングに使用できます。
重要 : |
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動的管理ビューと動的管理関数では、実装固有の内部状態データが返されます。これらのスキーマと返されるデータは、SQL Server の将来のリリースで変更される可能性があります。したがって、将来のリリースと SQL Server 2005 では、動的管理ビューおよび動的管理関数の互換性がなくなる場合があります。 |
動的管理ビューは、Transact-SQL ステートメントで 2 部、3 部、または 4 部構成の名前を使用して参照できます。また動的管理関数は、Transact-SQL ステートメントで 2 部または 3 部構成の名前を使用して参照できます。
メモ : |
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動的管理ビューと動的管理関数は、Transact-SQL ステートメントで 1 部構成の名前を使用して参照することはできません。 |
動的管理ビューと動的管理関数には次の 2 種類があります。
- サーバー スコープの動的管理ビューと動的管理関数。サーバーに対する VIEW SERVER STATE 権限が必要です。
- データベース スコープの動的管理ビューと動的管理関数。データベースに対する VIEW DATABASE STATE 権限が必要です。
動的管理ビューまたは動的管理関数をクエリするには、オブジェクトに対する SELECT 権限と、VIEW SERVER STATE または VIEW DATABASE STATE 権限が必要です。これらの権限を使用することにより、動的管理ビューと動的管理関数に対するユーザーまたはログインのアクセスを選択的に制限できます。これを行うには、まず master にユーザーを作成し、次にアクセスを禁止する動的管理ビューまたは動的管理関数に対するユーザーの SELECT 権限を拒否します。これで、このユーザーはデータベース コンテキストに関係なく、設定された動的管理ビューまたは動的管理関数を選択できなくなります。
メモ : |
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DENY は優先されるため、ユーザーに VIEW SERVER STATE 権限が許可され、VIEW DATABASE STATE 権限が拒否されている場合、そのユーザーはサーバー レベルの情報は参照できますが、データベース レベルの情報は参照できません。 |
すべての動的管理ビューと動的管理関数は sys スキーマに含まれ、dm_* という名前付け規則に従います。動的管理ビューまたは動的管理関数を使用するときには、sys スキーマを使用して、ビューまたは関数の名前にプレフィックスを付ける必要があります。たとえば、動的管理ビュー dm_os_wait_stats をクエリするには、次のクエリを実行します。
SELECT wait_type, wait_time_ms
FROM sys.dm_os_wait_stats
GO
動的管理ビューと動的管理関数は次のカテゴリに分類されています。
参照
関連項目
GRANT (サーバーの権限の許可) (Transact-SQL)
GRANT (データベースの権限の許可) (Transact-SQL)
システム ビュー (Transact-SQL)