sp_helpreplfailovermode (Transact-SQL)
サブスクリプションの現在のフェールオーバー モードを表示します。このストアド プロシージャは、任意のデータベース上のサブスクライバ側で実行されます。フェールオーバー モードの詳細については、「トランザクション レプリケーションの更新可能なサブスクリプション」を参照してください。
構文
sp_helpreplfailovermode [ @publisher= ] 'publisher'
[ , [ @publisher_db = ] 'publisher_db' ]
[ , [ @publication = ] 'publication' ]
[ , [ @failover_mode_id= ] 'failover_mode_id'OUTPUT]
[ , [ @failover_mode = ] 'failover_mode'OUTPUT]
引数
- [ @publisher = ] 'publisher'
サブスクライバの更新に関係しているパブリッシャの名前を指定します。publisher のデータ型は sysname で、既定値はありません。パブリッシャは、パブリッシング用にあらかじめ構成されている必要があります。
- [ @publisher_db=] 'publisher_db'
パブリケーション データベースの名前を指定します。publisher_db のデータ型は sysname で、既定値はありません。
- [ @publication = ] 'publication'
サブスクライバの更新に関係しているパブリケーションの名前を指定します。publication のデータ型は sysname で、既定値はありません。
- [ @failover_mode_id=] 'failover_mode_id' OUTPUT
フェールオーバー モードの整数値を返します。これは OUTPUT パラメータです。failover_mode_id のデータ型は tinyint で、既定値は 0 です。即時更新の場合は 0、キュー更新の場合は 1 を返します。
[@failover_mode=] 'failover_mode'OUTPUT
サブスクライバでデータ変更が行われるモードを返します。failover_mode のデータ型は nvarchar(10) で、既定値は NULL です。これは OUTPUT パラメータです。値 説明 immediate
即時更新。サブスクライバでの更新は、2 フェーズ コミット プロトコル (2PC) を使ってパブリッシャに即座に通知されます。
queued
キュー更新。サブスクライバでの更新は、キューに格納されます。
解説
sp_helpreplfailovermode は、サブスクリプションで即時更新が有効になっており、障害発生時のフェールオーバーとしてキュー更新が指定されている場合に、スナップショット レプリケーションまたはトランザクション レプリケーションで使用します。
権限
sp_helpreplfailovermode を実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールまたは db_owner 固定データベース ロールのメンバだけです。
戻り値
0 (成功) または 1 (失敗)
参照
関連項目
sp_setreplfailovermode (Transact-SQL)