sp_helpgroup (Transact-SQL)

現在のデータベース内にあるすべてのロール、または指定したロールに関する情報を返します。

重要 :
sp_helpgroup は、以前のバージョンの SQL Server と互換性を維持するために提供されています。この機能は、Microsoft SQL Server の次のバージョンで削除されます。新規の開発作業ではこの機能を使用しないようにし、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正することを検討してください。 代わりに、sys.database_principals カタログ ビューを使用してください。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

sp_helpgroup [ [ @grpname = ] 'role' ]

引数

• [ @grpname = ] 'role'
  ロールの名前を指定します。role は現在のデータベースに存在する必要があります。role のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。role を指定した場合は、ロールの名前とロールのメンバに関する情報が返されます。それ以外の場合は、現在のデータベース内のすべてのロールに関する情報が返されます。

結果セット

role を指定しない場合、すべてのロールに関して次の情報が返されます。

列名	データ型	説明
group_name	sysname	現在のデータベースに含まれるロールの名前。
group_id	smallint	現在のデータベースに含まれるロールの ID。

role を指定した場合、次の情報が返されます。

列名	データ型	説明
group_name	sysname	現在のデータベースに含まれるロールの名前。
group_id	smallint	現在のデータベースに含まれるロールの ID。
users_in_group	sysname	現在のデータベースに含まれるロールのメンバ。
userid	smallint	ロールのメンバのユーザー ID。

解説

ロールに関連付けられている権限を表示するには、sp_helprotect を使用します。

権限

public ロールのメンバシップが必要です。

戻り値

0 (成功) または 1 (失敗)

例

A. 特定のロールに関する情報を返す

次のクエリでは、ロール SammamishShippers に関する情報が返されます。

EXEC sp_helpgroup 'SammamishShippers'

B. すべてのロールに関する情報を返す

次の例では、現在のデータベース内にあるすべてのロールに関する情報が返されます。

EXEC sp_helpgroup

参照

関連項目

データベース エンジンのストアド プロシージャ (Transact-SQL)
sys.database_principals (Transact-SQL)
sp_helprotect (Transact-SQL)
sp_helprole (Transact-SQL)
sp_helpuser (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手