[利用状況モニタ] ([プロセスによるロック] ページ)
このページを使用すると、特定のプロセスに属するロックに関する情報を表示できます。
オプション
- [選択したプロセス]
各プロセスに関連するロックを表示するシステム プロセス ID (SPID) を指定します。
各ロックについて、次の列が表示されます。グリッドにおける列の順序は、列のヘッダーを目的の場所にドラッグすることで変更できます。
- [オブジェクト]
参照されているオブジェクトの名前です。
[種類]
ロックの種類です。次の種類があります。種類 説明 [RID]
行識別子。テーブル内で行単位にロックするために使用します。
[KEY]
インデックス内の行ロック。直列化可能なトランザクションのキーの範囲を保護するために使用します。
[PAGE]
データまたはインデックス ページ。
[EXTENT]
8 つのデータ ページまたはインデックス ページの連続的な集合。
[TABLE]
すべてのデータとインデックスを含むテーブル全体。
[DATABASE]
データベース全体。
[METADATA]
オブジェクトの説明情報。
これ以外の種類もあります。
- [サブタイプ]
種類に関する追加情報です。この列は空白になる場合もあります。
- [オブジェクト ID]
ロックのサブジェクトであるデータベース オブジェクトのオブジェクト ID です。
- [説明]
スレッドにより提供される説明情報 (存在する場合) です。
[要求モード]
要求されるロックの種類です。種類 説明 [Shared (S)]
SELECT ステートメントなど、データを変更または更新しない読み取り専用の処理で使用します。
[Update (U)]
更新可能なリソースで使用します。共通の状況で起こるデッドロックを防ぎます。デッドロックは、複数のセッションがリソースを読み取り、ロックして、後で更新する可能性がある場合に発生します。
[Exclusive (X)]
UPDATE、INSERT、DELETE などのデータ変更の処理で使用します。1 つのリソースを同時に更新しないようにするためのロック モードです。
[Intent]
ロック階層を設定するのに使用します。
[Schema]
テーブルのスキーマに依存する処理を行うときに使用します。スキーマ ロックには、スキーマ安定度 (Sch-S) とスキーマ修正 (Sch-M) の 2 種類があります。
[Bulk update (BU)]
データをテーブルに一括コピーするときと TABLOCK ヒントが指定されたときに使用します。
[RangeS_S]
共有範囲。共有リソース ロック、直列化可能範囲スキャン。
[RangeS_U]
共有範囲。更新リソース ロック、直列化可能更新スキャン。
[RangeI_N]
挿入範囲。NULL リソース ロック。新しいキーをインデックスに挿入する前に範囲をテストするために使用します。
[RangeX_X]
排他範囲。排他リソース ロック。範囲内のキーを更新するのに使用します。
- [要求の種類]
要求されるオブジェクトの種類です。
[要求の状態]
ロック要求の状態です。種類 説明 [GRANT]
ロックが取得されたことを示します。
[WAIT]
ロックが他のプロセスによってブロックされていることを示します。
[CNVT]
ロックが他のロックに変換されていることを示します。別のロックに変換中のロックは 1 つのモードで保持されますが、より強力なロック モードの獲得 (更新ロックから排他ロックへ) を待機している状態になります。ブロックの問題を診断する場合、CVNT は WAIT と同様であると考えることができます。
- [所有者の種類]
ロックの内部所有者です。TRANSACTION、SESSION、CURSOR などがあります。
- [所有者 ID]
プロセスに関連付けられている所有者 ID です。
- [所有者 GUID]
ロック所有者の GUID です。
- [データベース]
ロックを含んでいるデータベースです。
- [プロセス ID]
ロックを保持または要求しているプロセス ID です。ページ上部で選択した [プロセス ID] と同じです。
- [コンテキスト]
実行コンテキスト ID です。特定の SPID に関連付けられた特定のスレッドの ID を表します。
- [バッチ ID]
バッチ ID です。