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式における演算子の使用

演算子を使用すると、値の計算、比較、連結、または代入を実行できます。たとえば、データをテストして、顧客データの country 列や region 列に値が入っているか、つまり NULL でないかを確認できます。

クエリでは、特定の種類の演算子と共に使用する必要があるテーブル内のデータを参照できるすべてのユーザーが、演算を実行できます。ただし、正常にデータを変更するには、適切な権限が必要です。

Microsoft SQL Server 2005 では、次の操作を実行するために演算子が使用されます。

  • 永続的または一時的なデータの変更
  • 指定した条件を満たしている行または列の検索
  • データ列の決定または式の決定の実装
  • トランザクションの開始やコミット、または特定のコード行の実行前に行う特定の条件のテスト

SQL Server の演算子の種類は、次のとおりです。

演算の種類 使用する演算子の種類

値を他の値または式と比較します。

比較演算子

AND、OR、NOT、LIKE、ANY、ALL、IN などの条件が真であるかどうかをテストします。

論理演算子

加算、減算、乗算、除算、および剰余。

算術演算子

正や負などの 1 つのオペランドか、またはその補数に対して 1 つの演算を実行します。

単項演算子

標準数値 (150 など) を一時的に整数に変換し、ビットごとの (0 と 1 による) 演算を実行します。

ビットごとの演算子

2 つの文字列 (文字データまたはバイナリ データ) を永続的または一時的に 1 つの文字列に結合します。

文字列連結演算子

変数に値を代入するか、または結果セット列を別名に関連付けます。

代入演算子

複数の小さな式を演算子で結合して 1 つの式を作成できます。このような複雑な式の場合、SQL Server で定義されている演算子の優先順位に従って演算子が評価されます。優先順位の高い演算子が先に実行されます。詳細については、「演算子 (Transact-SQL)」を参照してください。

いくつかの単純な式を 1 つの複雑な式に結合した場合は、演算子のルールとデータ型の優先順位のルールの組み合わせにより結果のデータ型が決定されます。結果が文字または Unicode 値の場合、結果の照合順序は演算子のルールと照合の優先順位のルールを組み合わせて決定されます。単純な式の有効桁数、小数点以下桁数、および長さに基づいて、結果の有効桁数、小数点以下桁数、および長さを決定するルールもあります。

参照

その他の技術情報

照合順序の優先順位 (Transact-SQL)
データ型の優先順位 (Transact-SQL)
有効桁数、小数点以下桁数、および長さ (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手