OPEN (Transact-SQL)
Transact-SQL サーバー カーソルをオープンし、DECLARE CURSOR または SET cursor_variable ステートメントで指定される Transact-SQL ステートメントを実行することによって、カーソルを生成します。
構文
OPEN { { [ GLOBAL ] cursor_name } | cursor_variable_name }
引数
GLOBAL
cursor_name でグローバル カーソルを参照することを指定します。
cursor_name
宣言済みのカーソルの名前を指定します。グローバル カーソルとローカル カーソルの両方に cursor_name という名前のカーソルが存在する場合、GLOBAL を指定すると cursor_name はグローバル カーソルを参照し、指定しない場合はローカル カーソルを参照します。
cursor_variable_name
カーソルを参照するカーソル変数の名前を指定します。
解説
INSENSITIVE または STATIC オプションと共にカーソルが宣言されている場合、OPEN を実行すると結果セットを格納する一時テーブルが作成されます。結果セット内の行のサイズが SQL Server テーブルの最大行サイズを超えると、OPEN は失敗します。KEYSET オプションと共にカーソルが宣言されている場合、OPEN を実行するとキーセットを格納する一時テーブルが作成されます。一時テーブルは tempdb に格納されます。
カーソルをオープンした後、最後にオープンしたカーソル内の該当する行数を受け取るには、@@CURSOR_ROWS 関数を使用します。
メモ : |
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SQL Server 2005 では、キーセット ドリブン カーソルまたは静的 Transact-SQL カーソルを非同期に生成する操作はサポートされていません。OPEN または FETCH などの Transact-SQL カーソル操作はバッチで行われます。したがって、Transact-SQL カーソルを非同期に生成する必要はありません。ただし SQL Server 2005 では、各カーソル操作に対するクライアントのラウンド トリップが原因で低待機時間 OPEN が実行される場合には、非同期の、キーセット ドリブン サーバー カーソルや静的アプリケーション プログラミング インターフェイス (API) サーバー カーソルがサポートされます。 |
例
次の例では、カーソルをオープンし、すべての行をフェッチします。
DECLARE Employee_Cursor CURSOR FOR
SELECT LastName, FirstName
FROM AdventureWorks.HumanResources.vEmployee
WHERE LastName like 'B%';
OPEN Employee_Cursor;
FETCH NEXT FROM Employee_Cursor;
WHILE @@FETCH_STATUS = 0
BEGIN
FETCH NEXT FROM Employee_Cursor
END;
CLOSE Employee_Cursor;
DEALLOCATE Employee_Cursor;
参照
関連項目
CLOSE (Transact-SQL)
@@CURSOR_ROWS (Transact-SQL)
DEALLOCATE (Transact-SQL)
DECLARE CURSOR (Transact-SQL)
FETCH (Transact-SQL)