Audit Database Mirroring Login イベント クラス
SQL Server は Audit Database Mirroring Login イベントを作成して、データベース ミラーリングのトランスポートのセキュリティに関する監査メッセージを報告します。
Audit Database Mirroring Login イベント クラスのデータ列
データ列
種類
説明
列番号
フィルタの適用
ApplicationName
nvarchar
このイベント クラスでは使用しません。
10
可
ClientProcessID
int
このイベント クラスでは使用しません。
9
可
DatabaseID
int
SQL Server Profiler では、Server Name データ列がトレースにキャプチャされ、そのサーバーが利用可能な場合、データベースの名前が表示されます。データベースに対応する値は、DB_ID 関数を使用して特定します。
3
可
EventClass
int
キャプチャされたイベント クラスの種類。Audit Database Mirroring Login の場合は、常に 154。
27
不可
EventSequence
int
このイベントのシーケンス番号。
51
不可
EventSubClass
int
イベント サブクラスの種類です。各イベントクラスについての詳細な情報を提供します。次の表に、このイベントのイベント サブクラス値を示します。
21
可
FileName
nvarchar
リモートのデータベース ミラーリング エンドポイントで構成されたサポート済みの認証方式。複数の方式を使用できる場合は、受け入れ側 (対象) のエンドポイントにより、最初に試行される方式が決まります。有効値は次のとおりです。
- None: 認証方式が構成されていません。
- NTLM: NTLM 認証が必要です。
- KERBEROS: Kerberos 認証が必要です。
- NEGOTIATE: Windows が認証方式をネゴシエートします。
- CERTIFICATE: エンドポイントに構成されている証明書が必要です。これは、master データベースに格納されています。
- NTLM, CERTIFICATE: NTLM またはエンドポイントの証明書を認証方式として受け付けます。
- KERBEROS, CERTIFICATE: Kerberos またはエンドポイントの証明書を認証方式として受け付けます。
- NEGOTIATE, CERTIFICATE: Windows が認証方式、または認証に使用できるエンドポイントの証明書をネゴシエートします。
- CERTIFICATE, NTLM: エンドポイントの証明書または NTLM を認証方式として受け付けます。
- CERTIFICATE, KERBEROS: エンドポイントの証明書または Kerberos を認証方式として受け付けます。
- CERTIFICATE, NEGOTIATE: エンドポイントの証明書を認証方式として受け付けるか、Windows が認証方式をネゴシエートします。
36
不可
HostName
nvarchar
このイベント クラスでは使用しません。
8
可
IsSystem
int
システム プロセスまたはユーザー プロセスのどちらでイベントが発生したのかを示します。1 はシステム、0 はユーザーです。
60
不可
LoginSid
image
ログイン ユーザーのセキュリティ ID 番号 (SID)。各 SID はサーバーのログインごとに一意です。
41
可
NTDomainName
nvarchar
ユーザーが属している Windows ドメイン。
7
可
NTUserName
nvarchar
このイベントが生成された接続を所有するユーザーの名前。
6
可
ObjectName
nvarchar
この接続に使用する接続文字列。
34
不可
OwnerName
nvarchar
ローカルのデータベース ミラーリング エンドポイントで構成されたサポート済みの認証方式。複数の方式を使用できる場合は、受け入れ側 (対象) のエンドポイントにより、最初に試行される方式が決まります。有効値は次のとおりです。
- None: 認証方式が構成されていません。
- NTLM: NTLM 認証が必要です。
- KERBEROS: Kerberos 認証が必要です。
- NEGOTIATE: Windows が認証方式をネゴシエートします。
- CERTIFICATE: エンドポイントに構成されている証明書が必要です。これは、master データベースに格納されています。
- NTLM, CERTIFICATE: NTLM またはエンドポイントの証明書を認証方式として受け付けます。
- KERBEROS, CERTIFICATE: Kerberos またはエンドポイントの証明書を認証方式として受け付けます。
- NEGOTIATE, CERTIFICATE: Windows が認証方式、または認証に使用できるエンドポイントの証明書をネゴシエートします。
- CERTIFICATE, NTLM: エンドポイントの証明書または NTLM を認証方式として受け付けます。
- CERTIFICATE, KERBEROS: エンドポイントの証明書または Kerberos を認証方式として受け付けます。
- CERTIFICATE, NEGOTIATE: エンドポイントの証明書を認証方式として受け付けるか、Windows が認証方式をネゴシエートします。
37
不可
ProviderName
nvarchar
この接続に使用する認証方式。
46
不可
RoleName
nvarchar
接続のロール。これは initiator または target のいずれかです。
38
不可
ServerName
nvarchar
トレースされる SQL Server のインスタンスの名前。
26
不可
SPID
int
クライアントに関連付けられているプロセスに、SQL Server によって割り当てられているサーバー プロセス ID。
12
可
StartTime
datetime
(取得できた場合) イベントが開始した時刻。
14
可
State
int
SQL Server のソース コード内のイベントが生成された場所を示します。イベントが生成された場所によって、状態コードが異なることがあります。マイクロソフトのサポート エンジニアはこの状態コードを使用して、イベントが生成されたソース コード内の場所を特定することができます。
30
不可
TargetUserName
nvarchar
ログイン状態。次のうちのいずれかになります。
- INITIAL
- WAIT LOGIN NEGOTIATE
- ONE ISC
- ONE ASC
- TWO ISC
- TWO ASC
- WAIT ISC Confirm
- WAIT ASC Confirm
- WAIT REJECT
- WAIT PRE-MASTER SECRET
- WAIT VALIDATION
- WAIT ARBITRATION
- ONLINE
- ERROR
メモ :
ISC は、セキュリティ コンテキストの送信 (Initiate Security Context) を表します。ASC は、セキュリティ コンテキストの受け入れ (Accept Security Context) を表します。
39
不可
TransactionID
bigint
トランザクションに対してシステムが割り当てた ID。
4
不可
次の表に、このイベント クラスのサブクラス値を示します。
ID | サブクラス | 説明 |
---|---|---|
1 |
Login Success |
Login Success イベントは、隣接するデータベース ミラーリングのログイン プロセスが正常に完了したことを報告するイベントです。 |
2 |
Login Protocol Error |
Login Protocol Error イベントは、形式は正しくても、ログイン プロセスの現在の状態では無効なメッセージをデータベース ミラーリング ログインが受け取ったことを報告するイベントです。このメッセージは、失われたか、誤った順序で送信されている可能性があります。 |
3 |
Message Format Error |
Message Format Error イベントは、期待する形式に一致しないメッセージをデータベース ミラーリング ログインが受け取ったことを報告するイベントです。このメッセージは破損しているか、データベース ミラーリングが使用しているポートに SQL Server 以外のプログラムがメッセージを送信している可能性があります。 |
4 |
Negotiate Failure |
Negotiate Failure イベントは、ローカルのデータベース ミラーリング エンドポイントとリモートのデータベース ミラーリング エンドポイントが同時に使用できない認証をサポートしていることを報告するイベントです。 |
5 |
Authentication Failure |
Authentication Failure イベントは、データベース ミラーリング エンドポイントがエラーのために接続を認証できないことを報告するイベントです。Windows 認証の場合は、データベース ミラーリング エンドポイントが Windows 認証を使用できないことを示しています。証明書ベースの認証の場合は、データベース ミラーリング エンドポイントが証明書にアクセスできないことを示しています。 |
6 |
Authorization Failure |
Authorization Failure イベントは、データベース ミラーリング エンドポイントが接続の認証を拒否したことを報告するイベントです。Windows 認証の場合は、接続のセキュリティ ID に一致するデータベース ユーザーが見つからないことを示しています。証明書ベースの認証の場合は、メッセージにより渡された公開キーが master データベース内の証明書に対応していないことを示しています。 |
参照
その他の技術情報
CREATE ENDPOINT (Transact-SQL)
ALTER ENDPOINT (Transact-SQL)
データベース ミラーリング