定数 (データベース エンジン)
定数は特定のデータ値を表す記号です。定数の形式は、その定数が表す値のデータ型によって決まります。定数は、リテラルとも呼ばれます。次の表に、定数の使用例を示します。
定数のデータ型 | 例 |
---|---|
文字列 |
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UNICODE 文字列 |
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バイナリ文字列定数 |
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bit 定数 |
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datetime 定数 |
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integer 定数 |
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decimal 定数 |
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float 定数と real 定数 |
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money 定数 |
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uniqueidentifier 定数 |
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数値定数の場合、数値の符号を指定するには、プラス記号 (+) およびマイナス記号 (-) の単項演算子を使用します。
+$156.45
-73.52E8
-129.42
+442
文字列定数と Unicode 定数には、COLLATE 句によって特定の照合順序を割り当てない限り、現在のデータベース既定の照合順序が割り当てられます。次に例を示します。
'abc' COLLATE French_CI_AI
N'lustig' COLLATE German_Phonebook_CS_AS
Transact-SQL での定数の使用
Transact-SQL での定数の使用法はさまざまです。いくつかの例を次に示します。
算術式での定数値として使用する場合
SELECT Price + $.10 FROM MyTable
WHERE 句の中で、列の比較対象となるデータ値として使用する場合
SELECT * FROM MyTable WHERE LastName = 'O''Brien'
変数に格納されるデータ値として使用する場合
SET @DecimalVar = -1200.02
現在行の列に格納されるデータ値として使用する場合。この場合、UPDATE ステートメントの SET 句または INSERT ステートメントの VALUES 句を使用して指定します。
UPDATE MyTable SET Price = $99.99 WHERE PartNmbr = 1234 INSERT INTO MyTable VALUES (1235, $88.88)
PRINT ステートメントまたは RAISERROR ステートメントによって送信されるメッセージのテキストを指定する文字列として使用する場合
PRINT 'This is a message.'
IF ステートメントや CASE 関数などの条件ステートメントで、テスト対象の値として使用する場合
IF (@@SALESTOTAL > $100000.00) EXECUTE Give_Bonus_Procedure
参照
その他の技術情報
定数 (Transact-SQL)
INSERT (Transact-SQL)
式 (Transact-SQL)
LIKE (Transact-SQL)
演算子 (Transact-SQL)
PRINT (Transact-SQL)
ALTER TABLE (Transact-SQL)
RAISERROR (Transact-SQL)
CREATE TABLE (Transact-SQL)
UPDATE (Transact-SQL)
DELETE (Transact-SQL)
WHERE (Transact-SQL)