カスタム WSDL アプリケーションのビルド
このトピックでは、カスタム WSDL ジェネレータを作成する方法について説明します。サンプルのカスタム WSDL ジェネレータは、Microsoft .NET Framework のクラス ライブラリ DLL である CustomWSDL.dll に含まれています。
このアセンブリは、CustomWSDL という 1 つのクラスで構成されます。このクラスでは、カスタム WSDL 応答の生成に必要な一連の操作のサンプル テンプレートが提供されます。このクラスの設計は、次の開発環境を使用して作成される Web サービス クライアントのカスタム WSDL 応答を生成する方法を表しています。
- Visual Studio 2003
- Borland JBuilder 9.0
- webMethods Glue 5.0.1
ただし、同じクラスと設計の原則を使用して、他の環境をサポートするように変更できます。
コードのコンパイル
SQL Server 2005 をインストールすると、インストール処理の一部として .NET Framework 2.0 がインストールされます。次のコンパイル手順には、このバージョンの .NET Framework を使用する必要があります。バージョン番号は、%windir%\Microsoft.NET\Framework フォルダで確認できます。
- このサンプル プロジェクト用のフォルダ (C:\temp など) を作成します。
- メモ帳を起動し、「カスタム WSDL アプリケーションの C# コード リスト」のソース コードをメモ帳にコピーします。
- このファイルに CustomWSDL.cs という名前を付けて、手順 1. で作成したフォルダに保存します。
- コマンド プロンプトで、プロジェクトが保存されているフォルダに移動します。
- コードをコンパイルして、.dll ファイルをビルドします。たとえば、C# コード ファイルの名前が CustomWSDL.cs の場合、コマンド ラインには次のように入力します。
%windir%\Microsoft.NET\Framework\v2.0.xxxxx\csc.exe /t:library /r:sqlaccess.dll /r:System.dll /r:System.Data.dll /r:System.Xml.dll CustomWSDL.cs
xxxxx は、.NET Framework のバージョンに対応するフォルダ番号です。通常は、最も番号が大きいフォルダを xxxxx に指定します。
これで、実行可能ファイル CustomWSDL.dll が現在のサンプル フォルダに作成されます。
参照
処理手順
カスタム WSDL アプリケーションの C# コード リスト
関連項目
カスタム WSDL アプリケーションの使用
カスタム WSDL サポートの実装