Showplan Text イベント クラス
Showplan Text イベント クラスは、Microsoft SQL Server で SQL ステートメントを実行したときに発生します。SQL Server 2000 または SQL Server 7.0 の Showplan 操作を識別する場合に、このイベント クラスを含めてください。このイベント クラスは SQL Server 2005 でも使用できる予定ですが、含まれるデータは、Showplan All、Showplan XML Statistics Profile、または Showplan XML のいずれかのイベント クラスで取得できる情報のサブセットです。
Showplan Text イベント クラスをトレースに含めると、オーバーヘッドの量によって、パフォーマンスが著しく低下します。これを最小限に抑えるには、特定の問題を短い期間監視するトレース以外に、このイベント クラスを使用しないようにします。Showplan Text のオーバーヘッドは、他の Showplan イベント クラスのオーバーヘッドよりは多くありません。
Showplan Text イベント クラスをトレースに含めるときは、BinaryData データ列を選択する必要があります。このデータ列を選択しないと、このイベント クラスの情報がトレースに表示されません。
Showplan Text イベント クラスのデータ列
データ列名 | データ型 | 説明 | 列 ID | フィルタの適用 |
---|---|---|---|---|
ApplicationName |
Nvarchar |
SQL Server のインスタンスへの接続を作成したクライアント アプリケーションの名前。この列には、プログラムの表示名ではなく、アプリケーションによって渡された値が格納されます。 |
10 |
可 |
BinaryData |
image |
Showplan Text の推定コスト。 |
2 |
不可 |
ClientProcessID |
Int |
クライアント アプリケーションが実行されているプロセスに対し、ホスト コンピュータが割り当てた ID。クライアントでクライアント プロセス ID が指定されると、このデータ列が作成されます。 |
9 |
可 |
DatabaseID |
Int |
USE database ステートメントで指定されたデータベースの ID。特定のインスタンスについて USE database ステートメントが実行されていない場合は、既定のデータベースの ID となります。SQL Server Profiler では、ServerName データ列がトレースにキャプチャされ、そのサーバーが利用可能な場合、データベースの名前が表示されます。データベースに対応する値は、DB_ID 関数を使用して特定します。 |
3 |
可 |
DatabaseName |
nvarchar |
ユーザーのステートメントが実行されているデータベースの名前。 |
35 |
可 |
Event Class |
Int |
イベントの種類 = 96。 |
27 |
不可 |
EventSequence |
int |
要求内の特定のイベントのシーケンス。 |
51 |
不可 |
HostName |
Nvarchar |
クライアントが実行されているコンピュータの名前。このデータ列には、クライアントがホスト名を指定している場合にデータが格納されます。ホスト名を指定するには、HOST_NAME 関数を使用します。 |
8 |
可 |
Integer Data |
Integer |
返される行数の推定値。 |
25 |
可 |
IsSystem |
int |
イベントがシステム プロセスで発生したか、ユーザー プロセスで発生したかを示します。1 = システム、0 = ユーザーです。 |
60 |
可 |
LineNumber |
int |
エラーを含む行番号を表示します。 |
5 |
可 |
Login SID |
Bitmap |
ログイン ユーザーのセキュリティ ID 番号 (SID)。この情報は、master データベースの syslogins テーブルにあります。各 SID はサーバー上の各ログインに固有です。 |
41 |
不可 |
LoginName |
Nvarchar |
ユーザーのログイン名 (SQL Server セキュリティ ログインまたは DOMAIN\username という形式の Microsoft Windows ログイン資格情報)。 |
11 |
可 |
NestLevel |
int |
@@NESTLEVEL から返されるデータを表す整数。 |
29 |
可 |
NTDomainName |
nvarchar |
ユーザーが所属する Windows ドメイン。 |
7 |
可 |
ObjectID |
int |
オブジェクトに対してシステムが割り当てた ID。 |
22 |
可 |
ObjectName |
nvarchar |
参照されているオブジェクトの名前。 |
34 |
可 |
ObjectType |
int |
イベントに関係するオブジェクトの種類を表す値。この値は sysobjects の type 列に対応します。値については、「ObjectType トレース イベント列」を参照してください。 |
28 |
可 |
RequestID |
Int |
フルテキスト クエリを開始した要求 ID (SQL Server 2005 のみ)。 |
49 |
可 |
ServerName |
Nvarchar |
トレースされている SQL Server のインスタンスの名前。 |
26 |
不可 |
SessionLoginName |
nvarchar |
セッションを開始したユーザーのログイン名。たとえば、Login1 を使用して SQL Server に接続し、Login2 でステートメントを実行すると、SessionLoginName には Login1 が表示され、LoginName には Login2 が表示されます。この列には、SQL Server ログインと Windows ログインの両方が表示されます。 |
64 |
可 |
SPID |
Int |
イベントが発生したセッションの ID。 |
12 |
可 |
StartTime |
Datetime |
イベントの開始時刻 (取得できた場合)。 |
14 |
可 |
TransactionID |
bigint |
トランザクションにシステムが割り当てた ID。 |
4 |
可 |
XactSequence |
bigint |
現在のトランザクションを説明するトークン。 |
50 |
可 |
参照
関連項目
Showplan All イベント クラス
Showplan XML Statistics Profile イベント クラス
Showplan XML イベント クラス
概念
その他の技術情報
イベントの監視
sp_trace_setevent (Transact-SQL)