既存のバックアップ セットへの追加
異なる時間に作成されたバックアップは、同じデータベースでも異なるデータベースでも同じメディアに記憶できます。他のバックアップ セットを既存のメディアに追加すると、メディアの既存のコンテンツはそのまま保持され、メディア上の最後のバックアップの後に新しいバックアップが書き込まれます。
既定では、SQL Server により常に新しいバックアップがメディアに追加されます。追加は、必ずメディアの最後に行われます。たとえば、メディア ボリュームに 5 個のバックアップ セットが含まれている場合、最初の 3 個のバックアップ セットをスキップして、4 番目のバックアップ セットに新しいバックアップ セットを上書きすることはできません。
テープ バックアップに BACKUP WITH NOREWIND を使用すると、操作の最後にテープは開いたままになります。その結果、テープを巻き戻し、再び前方向にスキャンして最後のバックアップ セットを見つける必要なく、テープにバックアップをさらに追加することができます。sys.dm_io_backup_tapes 動的管理ビューで、開いているテープ ドライブの一覧を検索できます。詳細については、「sys.dm_io_backup_tapes」を参照してください。
Microsoft Windows バックアップと SQL Server バックアップでは同じメディアを共有できますが、同時には使用できません。SQL Server バックアップは、Windows データをバックアップできません。
Transact-SQL を使用して新しいバックアップを既存のメディアに追加するには
メディア セットの既存のバックアップ セットにバックアップを追加するには、BACKUP ステートメントの NOINIT オプションを使用します。
- BACKUP (Transact-SQL)
- データベースの完全バックアップを作成する方法 (Transact-SQL)
- データベースの差分バックアップを作成する方法 (Transact-SQL)
- トランザクション ログ バックアップを作成する方法 (Transact-SQL)
SQL Server Management Studio を使用して新しいバックアップを既存のメディアに追加するには
メディア セットの前のバックアップ セットにバックアップを追加するには、[データベースのバックアップ] ダイアログ ボックスの [オプション] ページにある [既存のバックアップ セットに追加する] をクリックします。
- データベースをバックアップする方法 (SQL Server Management Studio)
- トランザクション ログをバックアップする方法 (SQL Server Management Studio)
- データベースの差分バックアップを作成する方法 (SQL Server Management Studio)