レポート マネージャに関する問題のトラブルシューティング
更新 : 2008 年 11 月 17 日
このトピックでは、レポート マネージャを使用する際に発生する問題のトラブルシューティングを行います。
レポート マネージャの空白のホーム ページ
レポート サーバー仮想ディレクトリに対する匿名アクセスを有効にする場合は、ロールベースのセキュリティを効果的に無効にします。レポート サーバーに対するすべてのユーザー接続は、サーバー管理機能へのアクセスは許可されていない最小限の権限で行われます。ローカルの Administrators グループのメンバでも、[サイトの設定] メニューにアクセスしたり、レポート サーバーに格納されているアイテムに対してロールベースのセキュリティを設定したりする権限はありません。ロールベースのセキュリティを有効にするには、レポート サーバー仮想ディレクトリに対する匿名アクセスを無効にします。認証設定の詳細については、「Reporting Services の認証の構成」を参照してください。
https://localhost/reports としてレポート マネージャを起動するときにネットワーク エラーが発生する
レポート マネージャの起動時にネットワーク エラーが発生したら、場合によってはブラウザの LAN の設定を調整する必要があります。Internet Explorer で [インターネット オプション] ダイアログ ボックスを開き、[接続]、[LAN の設定] をクリックして、[ローカル アドレスにはプロキシ サーバーを使用しない] をオンにします。
メモ : |
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Web.config の設定を指定してプロキシ サーバーの設定を構成することもできます。詳細については、「インターネット アクセス用のレポート サーバーの構成」を参照してください。 |
レポート マネージャを開始できない
http://<webservername>/reportserver のレポート サーバーにアクセスできるにもかかわらず、レポート マネージャを開始できない場合は、RSWebApplication.config ファイルのレポート サーバー仮想ディレクトリ設定を確認し、有効なレポート サーバー インスタンスを参照していることを検証します。
レポート マネージャの開始が遅い
レポート マネージャの最初のページは、読み込みに多少の時間がかかります。ASP.NET を起動するために多少の待機時間が必要となります。Web ブラウザに最初のページが開かれた後は、後続のアプリケーション ページが短時間で開かれます。
レポート マネージャで選択したページが開かない
インターネット インフォメーション サービス (IIS) 6.0 で既定の設定を使用している場合、Web サーバー名を信頼済みサイト (例 : http://mywebservername) として追加する必要があります。追加しない場合は、[コンテンツ] タブから [新しいフォルダ] ページ、[新しいデータ ソース] ページ、および [ファイルのアップロード] ページを開くことができません。また、レポート マネージャ ヘルプに使用されているフレームセットを正しく開くことができません。
レポート マネージャまたはレポート サーバーの処理が非常に遅い
状況によっては、ウイルス対策ソフトウェアを実行しているコンピュータの ASP.NET アプリケーションは処理が非常に遅くなります。ウイルス対策ソフトウェアの実行中にレポート サーバー Web サービスが頻繁に再開される場合、ASP.NET の修正プログラムをマイクロソフト カスタマ サポート サービスから入手してください。
Web アプリケーションまたはアプリケーション ドメインの原因不明の再起動が行われる、パフォーマンスが低下する、セッションが再開されるなどの現象が発生します。現象、原因、および解決方法の詳細については、サポート技術情報の資料 821438 を参照してください。
サーバーの再起動が過剰に発生しているかどうかを確認するには、reportserver_<timestamp>.log ファイルの数を調べます。ログは、サーバーが再起動するごとに新しく作成されます。ごく短期間に多数のログ ファイルが作成されている場合、お使いのコンピュータで資料 821438 に記載されている状況が発生していることを示します。
レポート マネージャでのエラー情報の構成
既定では、SQL Server 2005 SP2 の Web.config ファイルの customErrors mode プロパティは off に設定されています。customErrors mode プロパティが RemoteOnly に設定されるようにレポート マネージャの Web.config ファイルを構成する必要があります。このプロパティを構成するには、レポート マネージャの Web.config ファイルの <system.Web> セクションのプロパティを <customErrors mode="RemoteOnly"> に更新します。
このプロパティを RemoteOnly に設定した場合、カスタム エラー ページが定義されていない要求においてエラーが生じると、クライアントは詳細エラー ページではなく汎用 ASP .NET エラー ページを受け取ります。この方法でレポート マネージャを構成することにより、機密情報がクライアントのコンピュータに表示される可能性を減らすことができます。ローカル コンピュータには詳しい ASP.NET エラーが表示されるため、発生した問題をデバッグできます。
参照
その他の技術情報
Reporting Services のトラブルシューティング
ヘルプおよび情報
変更履歴
更新内容 |
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「レポート マネージャでのエラー情報の構成」という新しいセクションを追加しました。 |