NUMA ノードに TCP/IP ポートをマッピングする方法
更新 : 2006 年 4 月 14 日
NUMA (non-uniform memory access) ノード関係に対する TCP/IP ポートは、SQL Server 構成マネージャでサーバー設定として構成されます。1 つのノードまたは複数のノードに対して TCP/IP アドレスとポートを設定するには、ポート番号の後に、ノード ID ビットマップ (関係マスク) を角かっこで囲んで追加します。ノードは、10 進数形式または 16 進数形式で指定できます。
データベース エンジンでは、起動時にノード情報をエラー ログに書き込みます。使用するノードのノード番号を調べるには、エラー ログまたは sys
.dm_os_schedulers
ビューからノード情報を読み取ります。
ビットマップを作成するには、ノードに対して右から左に、76543210 のように 0 から番号を付けます。使用するノードには 1、使用しないノードには 0 を指定して、ノード リストのバイナリ表記を作成します。たとえば、0 番、2 番、および 5 番の NUMA ノードを使用するには、00100101 と指定します。
NUMA ノード番号 |
76543210 |
右から数えて 0 番、2 番、および 5 番をマスク |
00100101 |
バイナリ表記を 10 進数 [37]
または 16 進数 [0x25]
に変換します。すべてのノードでリッスンするには、ノード識別子を指定しないか、または [-1]
を使用します。
ポートが複数の NUMA ノードにマッピングされている場合、SQL Server はノード間での負荷分散を試行することなくラウンド ロビン方式でノードに接続を割り当てます。
メモ : |
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各 IP アドレスの複数の TCP ポートでのリッスンを SQL Server で有効にするには、「複数の TCP ポートでリッスンするようにデータベース エンジンを構成する方法」を参照してください。 |
NUMA ノードに TCP/IP ポートをマッピングするには
SQL Server 構成マネージャで、[SQL Server 2005 ネットワークの構成] を展開し、[<インスタンス名> のプロトコル] をクリックします。
詳細ペインで、[TCP/IP] をダブルクリックします。
[IP アドレス] タブで、構成する IP アドレスに対応するセクションの [TCP ポート] ボックスで、ポート番号の後に NUMA ノード識別子を角かっこで囲んで追加します。たとえば、TCP ポート 1500 とノード 0 番、2 番、および 5 番の場合、1500[37] または 1500[0x25] を使用します。
参照
処理手順
ソフト NUMA を使用するように SQL Server を構成する方法
概念
SQL Server 2005 での NUMA のサポート状況
Non-Uniform Memory Access について