Excel2 Custom Connection Manager サンプル
新規 : 2006 年 4 月 14 日
Excel2 Custom Connection Manager サンプルでは、カスタム接続マネージャ Excel2 Connection Manager とそれに関連するユーザー インターフェイスを作成する方法について示しています。このサンプルは、Itanium ベースのオペレーティング システムではサポートされていません。
カスタム接続マネージャの作成方法の詳細については、「カスタム接続マネージャの作成」を参照してください。Integration Services での接続マネージャの使用に関する一般的な情報については、「Integration Services の接続」および「接続マネージャ」を参照してください。
カスタム接続マネージャは、OleDb .NET Framework データ プロバイダと Microsoft OLE DB Provider for Jet を使用して Microsoft Excel の使用可能なブックに接続し、開かれている OleDbConnection オブジェクトをその AcquireConnection メソッドから返します。パッケージで Excel2 Connection Manager の新しいインスタンスを作成すると、そのカスタム ユーザー インターフェイスにより、Excel ブックのパスの入力が求められます。この接続マネージャでは、インポート モードを指定するためのチェック ボックスも提供されます。これにより、Excel の列にテキスト データと数値データが混在する場合によく発生する問題を解決できます。
メモ : |
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Excel2 Custom Connection Manager サンプルは、Excel のソースおよび変換先と共に使用することはできません。代わりに、DataReader のソースおよび変換先との併用をテストしてください。 |
このコード サンプルでは次の機能が実装されます。
- ConnectionManagerBase クラスのオーバーライド
- 永続的なサポート
重要 : |
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サンプルは、学習に使用することのみを目的に提供されています。これらは、運用環境での使用を目的としたものではなく、運用環境でのテストも実施されていません。Microsoft からは、これらのサンプルについてのテクニカル サポートは提供されません。 |
サンプルの実行
コード サンプルの場所、ビルド方法、およびインストール方法を確認済みの場合は、「サンプルのテスト」に進み、このサンプルの構成方法と実行方法を確認してください。
前提条件
このサンプルを使用するには、次のコンポーネントがインストールされている必要があります。
- Microsoft Visual Studio 2005
- Microsoft SQL Server 2005 Integration Services
場所
サンプル コードを既定の場所にインストールした場合は、次のディレクトリに配置されています。
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples\Integration Services\\Programming Samples\Control Flow\Excel2ConnectionManager Sample
コード サンプルの C# ソリューションは Excel2ConnMgrCS ディレクトリに、Visual Basic ソリューションは Excel2ConnMgrVB ディレクトリにあります。
サンプルをインストールするために必要な 2 つの手順の詳細については、「サンプルのインストール」を参照してください。SQL Server 2005 のオリジナル リリース後にリリースされた新しいサンプルを含む、サンプルの最新バージョンを入手するには、「SQL Server 2005 Samples and Sample Databases (April 2006)」を参照してください。
サンプルのビルド
まだ Samples フォルダに厳密な名前のキー ファイルを生成していない場合は、次の手順に従ってこのキー ファイルを生成します。サンプル プロジェクトは、ビルド時にこのキー ファイルを使用して、[プロジェクトのプロパティ] ダイアログ ボックスの [署名] タブでアセンブリに署名するように構成されています。
厳密な名前のキー ファイルを生成するには
Microsoft Visual Studio 2005 コマンド プロンプトを開くには、[スタート] ボタンをクリックして、[すべてのプログラム]、[Microsoft Visual Studio 2005]、[Visual Studio Tools] の順にポイントし、[Visual Studio 2005 コマンド プロンプト] をクリックします。
または
Microsoft .NET Framework コマンド プロンプトを開くには、[スタート] ボタンをクリックして、[すべてのプログラム]、[Microsoft .NET Framework SDK v2.0] の順にポイントし、[SDK コマンド プロンプト] をクリックします。
コマンド プロンプトでディレクトリ変更 (CD) コマンドを使用して、コマンド プロンプト ウィンドウの現在のフォルダを Samples フォルダに変更します。このフォルダに作成するキー ファイルは、すべての SQL Server 2005 サンプル コードで使用されます。
メモ : サンプルが配置されているフォルダを確認するには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server 2005]、[マニュアルとチュートリアル] の順にポイントして、[サンプル ディレクトリ] をクリックします。既定のインストール場所を使用している場合、サンプルは <system_drive>:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Samples にあります。 コマンド プロンプトで、次のコマンドを実行してキー ファイルを生成します。
sn -k SampleKey.snk
重要 : 厳密な名前のキー ペアの詳細については、MSDN の .NET Development Center にある「Security Briefs: Strong Names and Security in the .NET Framework」を参照してください。 後続の手順では、キー ファイルの公開キー トークンが必要になります。公開キー トークンを取得するには、まず、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行して、キー ファイルの公開キーを新しいファイルに抽出します。
sn -p SampleKey.snk SampleKeyPublic.snk
ここで、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行して、新しいファイルから公開キー トークンを表示します。
sn -t SampleKeyPublic.snk
公開キー トークンをクリップボードにコピーするか、後で使用するために保存します。
Microsoft Visual Studio 2005 でサンプルをビルドするには
[ファイル] メニューの [開く] をポイントし、[プロジェクト] をクリックして、Excel2ConnMgrVB.sln または Excel2ConnMgrCS.sln を開きます。
ソリューション エクスプローラで、Excel2ConnMgrVB または Excel2ConnMgrCS プロジェクトを選択します。
Excel2ConnMgrCS.cs ファイルまたは Excel2ConnMgrCS.vb ファイル内で、クラス宣言の前にある DtsConnection 属性を探し、この属性の UITypeName プロパティに含まれている公開キー トークンの英数字値を、キー ファイルから取得しておいた公開キー トークンと置き換えます。
[ビルド] メニューの [ソリューションのビルド] をクリックして、ソリューションをビルドします。
サンプルのインストール
このサンプルは、Visual Basic と C# の両方で提供されています。サンプルのバージョンごとにアセンブリを区別するために、出力アセンブリ名には "CS" または "VB" が追加されます。コンポーネントが正常にビルドされたら、次の手順を実行して、このコンポーネントを接続マネージャとして Business Intelligence Development Studio 内のパッケージに追加します。
コンポーネントを Connections フォルダにコピーするには
Windows エクスプローラ、またはファイル システムでの作業に適切なアプリケーションを開きます。
アセンブリ (Excel2ConnMgrCS.dll および Excel2ConnMgrUICS.dll、または Excel2ConnMgrVB.dll および Excel2ConnMgrUIVB.dll) を、%system%\Program Files\Microsoft SQL Server\90\DTS\Connections にある Connections フォルダにコピーします。
アセンブリをドラッグ アンド ドロップしてコンポーネントをグローバル アセンブリ キャッシュ (GAC) にインストールするには
Windows エクスプローラ、またはファイル システムでの作業に適切なアプリケーションを開きます。
アセンブリを、Connections フォルダから、グローバル アセンブリ キャッシュ (GAC) があるフォルダ (%system%\assembly) にドラッグします。
gacutil.exe を使用してコンポーネントをグローバル アセンブリ キャッシュ (GAC) にインストールするには
コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
次のコマンドを入力して、C# バージョンのコンポーネントおよびユーザー インターフェイスを GAC にインストールします。
gacutil.exe -iF "C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Samples\Integration Services\Programming Samples\Control Flow\Excel2ConnectionManager Sample\CS\Excel2ConnMgrCS\bin\Debug\Excel2ConnMgrCS.dll" gacutil.exe -iF "C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Samples\Integration Services\Programming Samples\Control Flow\Excel2ConnectionManager Sample\CS\Excel2ConnMgrUICS\bin\Debug\Excel2ConnMgrUICS.dll"
または
次のコマンドを入力して、Visual Basic バージョンのコンポーネントおよびユーザー インターフェイスを GAC にインストールします。
gacutil.exe -iF " C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Samples\Integration Services\Programming Samples\Control Flow\Excel2ConnectionManager Sample\VB\Excel2ConnMgrVB\bin\Debug\Excel2ConnMgrVB.dll" gacutil.exe -iF " C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Samples\Integration Services\Programming Samples\Control Flow\Excel2ConnectionManager Sample\VB\Excel2ConnMgrVB\bin\Debug\Excel2ConnMgrUIVB.dll"
サンプルのテスト
パッケージでカスタム接続マネージャをテストできるようになりました。
パッケージ内でサンプルの接続マネージャを使用するには
SSIS デザイナの [接続マネージャ] 領域で右クリックして [新しい接続] をクリックし、使用可能な接続の種類の一覧で EXCEL2 を選択します。[OK] をクリックします。
新しい接続マネージャを編集します。[Excel2 Connection Manager Editor] ダイアログ ボックスで、使用可能な Excel ブック ファイルを検索します。チェック ボックスを使用して、ヘッダーおよびインポート モードの設定を指定します。
メモ : Excel ソースでは組み込みの Excel 接続マネージャのみがサポートされるため、Excel2 Custom Connection Manager サンプルを Excel ソースと共に使用することはできません。代わりに、DataReader ソースとの併用をテストしてください。