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レッスン 1: レポート ビルダ レポートの作成

新規 : 2006 年 4 月 14 日

独自のクリックスルー レポートを作成するには、レポート ビルダで最後まで作成する方法と、最初はレポート ビルダでレポートを作成し、その後、レポート モデル クエリ デザイナを使用して、作成したレポートを修正する方法があります。レポート モデル クエリ デザイナでは、ハイパーリンクや複数のデータ領域を含む、レポート デザイナの機能すべてをモデルベースのレポートで使用できます。

このレッスンでは、レポート ビルダで Adventure Works のレポート モデルを使用して、独自のクリックスルー レポートをデザインします。さらに、そのレポートに必要なプロパティを設定し、レポートをレポート サーバーにパブリッシュします。

レポート ビルダを開くには

  1. Microsoft Internet Explorer 6 を起動します。

  2. Web ブラウザのアドレス バーに、レポート マネージャの URL を入力します。

    既定では、この URL は http://<ComputerName>/reports です。

  3. レポート マネージャのホーム ページで、[レポート ビルダ] をクリックします。

    [レポート ビルダ] ウィンドウが開きます。

  4. [作業の開始] ペインで、[Adventure Works] をクリックして [OK] をクリックします。

    次に、製品に関する情報を含むレポートを作成します。情報には、Product Category、Product Subcategory、Name の各フィールド、この製品を含む販売注文の数、および各製品の総額が含まれます。

レポート ビルダのレポートを作成するには

  1. [エンティティ] ボックスで、[Product] をクリックします。

  2. [フィールド] ボックスで、[Product Category] をダブルクリックします。

  3. [フィールド] ボックスで、[Product Subcategory] をダブルクリックします。

  4. [フィールド] ボックスで、[Name] をダブルクリックします。

    Product Category、Product Subcategory、および Name の 3 つのグループが表示されます。

  5. [エンティティ] ボックスで [Sales] を選択します。

  6. [フィールド] ボックスで、[#Sales] をダブルクリックします。

    #Sales フィールドが Product グループに追加されます。

  7. [エンティティ] ボックスで、[Sales Order] をクリックします。

  8. [フィールド] ボックスで、[Sum Total Due] をダブルクリックします。

    Sum Total Due フィールドが Product グループに追加されます。

レポートを表示するには

  1. [表示] メニューの [レポートの実行] をクリックします。

    レポートのデータが表示されます。

  2. レポートをスクロールします。

    Sum Total Due フィールドには 1 行に通貨値を表示できるだけの十分な幅がなく、Product Category と Product Subcategory の行の合計が重なっています。次に、見出しフィールドの色を変更し、Sum Total Due 列の幅を広げ、Product Category と Product Subcategory の行の合計の背景色とテキスト色を変更します。さらに、タイトルをレポートに追加し、Total Products と Filter のテキスト ボックスを削除します。

    ms365304.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    カスタマイズされたクリックスルー レポートを作成するときは、Total と Filter のテキスト ボックスを削除することが重要です。テキストはレポートにハードコードされるので、これらのテキスト ボックスに表示される情報は、レポートをクリックスルー レポートとして表示した場合、正確ではなくなるためです。

レポートを書式設定するには

  1. [表示] メニューの [レポートのデザイン] をクリックします。

  2. [クリックしてタイトルを追加] ボックスをクリックし、「Total Earned for Product」と入力します。

  3. タイトルのテキスト ボックスを選択し、[書式] メニューの [フォント] をクリックします。

    [フォント] タブが選択された状態で [書式] ダイアログ ボックスが開きます。

  4. [フォント スタイル] ボックスの一覧で、[太字] を選択します。

  5. カラー パレットで [濃い青] を選択し、[OK] をクリックします。

  6. レポートの [Field] ヘッダーを複数選択します。

  7. [書式] メニューの [配置] を選択します。

    [配置] タブが選択された状態で [書式] ダイアログ ボックスが開きます。

  8. [横] ボックスの一覧の [中央揃え] をクリックします。

  9. [縦] ボックスの一覧の [中央揃え] をクリックし、[OK] をクリックします。

  10. Product Subcategory Total 行を選択し、[書式] メニューの [塗りつぶし] をクリックします。

    [塗りつぶし] タブが選択された状態で [書式] ダイアログ ボックスが開きます。

  11. カラー パレットで [オーシャン] を選択し、[OK] をクリックします。

  12. Product Category Total 行を選択し、[書式] メニューの [塗りつぶし] をクリックします。

  13. カラー パレットで、[白] を選択します。

  14. [罫線] タブを選択し、[なし] をクリックします。

  15. [フォント] タブを選択します。

  16. [文字飾り] 領域で、[下線] を選択します。

  17. [フォント] スタイルの一覧の [太字] を選択します。

  18. [サイズ] ボックスの一覧の [14] を選択します。

  19. カラー パレットで [濃い赤] を選択し、[OK] をクリックします。

  20. [Total Products] ボックスを選択し、Del キーを押します。

  21. [Filter] テキスト ボックスを選択し、Del キーを押します。

  22. Sum Total Due フィールドの右側にポインタを配置し、ポインタをレポートの右端にドラッグします。

    Sum Total Due 列の幅が広がります。

このレポートをクリックスルー レポートとして使用できるようにするには

  1. [レポート] メニューの [レポートのプロパティ] をクリックします。

    [レポートのプロパティ] ダイアログ ボックスが開きます。

  2. [ユーザーが他のレポートからこのレポートにドリルスルーできるようにする] チェック ボックスをオンにします。

    このレポートをクリックスルー レポートとして使用するには、このチェック ボックスをオンにする必要があります。

    ms365304.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    このオプションをオンにしてレポートをレポート サーバーにパブリッシュすると、このレポートをパブリッシュ済みレポートとして表示できなくなります。このレポートの内容を表示するには、クリックスルー レポートとして表示する必要があります。
  3. [OK] をクリックします。

レポートをレポート サーバーにパブリッシュするには

  1. [ファイル] メニューの [保存] をクリックします。

    [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスが開きます。

  2. レポート サーバー上の、レポートを保存する場所まで移動します。

  3. [名前] ボックスに、「ProductClickthrough Report」と入力します。

  4. [保存] をクリックします。

レポート ビルダを終了するには

  • [ファイル] メニューの [終了] をクリックします。

次の手順

ここでは、レポート ビルダでレポートを作成し、カスタマイズされたクリックスルー レポートとしてレポートを使用するために必要なレポートのプロパティを割り当てました。次のレッスンでは、SQL Server Management Studio を開き、作成したレポートをレポート モデルにリンクします。「レッスン 2: レポート モデルへのレポートのリンク」を参照してください。

ms365304.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
レポート ビルダのヘルプを表示するには、レポート ビルダ ウィンドウで、[ヘルプ] をクリックし、[レポート ビルダ ヘルプ] をクリックします。または、F1 キーを押します。

参照

概念

チュートリアル : レポート ビルダのクリックスルー レポートのカスタマイズ

その他の技術情報

クリックスルー レポートの操作

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手