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カスタム ForEach 列挙子用ユーザー インターフェイスの開発

基本クラスのプロパティとメソッドをオーバーライドしてカスタム機能を作成した場合は、必要に応じて接続マネージャ用のカスタム ユーザー インターフェイスを作成します。カスタム ユーザー インターフェイスを作成しない場合、ユーザーは [プロパティ] ウィンドウを使用して新しいカスタム Foreach 列挙子を構成することしかできません。

カスタム ユーザー インターフェイスのプロジェクトまたはアセンブリで、ForEachEnumeratorUI を実装するクラスを作成します。このクラスは、通常他の Windows フォーム コントロールをホストするための複合コントロールの作成に使用される System.Windows.Forms.UserControl から派生します。作成するコントロールは、[Foreach ループ エディタ][コレクション] タブの [列挙子の構成] 領域に表示されます。

ms403351.note(ja-jp,SQL.90).gif重要 :
カスタム オブジェクトのビルド、配置、およびデバッグ」で説明されているようにカスタム ユーザー インターフェイスに署名してビルドし、グローバル アセンブリ キャッシュにインストールしたら、このクラスの完全修飾名を DtsForEachEnumeratorAttributeUITypeName プロパティで忘れずに指定してください。

カスタム列挙子の実際のサンプルについては、「ForEachDirectory サンプル」を参照してください。

ユーザー インターフェイス コントロール クラスのコーディング

ユーザー インターフェイスの初期化

Initialize メソッドをオーバーライドして、ホスト オブジェクトへの参照、接続マネージャのコレクションへの参照、およびパッケージで定義された変数をキャッシュします。ホスト オブジェクトは、InnerObject プロパティを通してカスタム列挙子を公開します。

ユーザー インターフェイス コントロールでのプロパティの設定

UserControl クラスは他の Windows フォーム コントロールをホストするための複合コントロールとして使用するクラスであるため、コントロールをドラッグ アンド ドロップし、それらを並べ替え、プロパティを設定し、すべての Windows フォーム アプリケーションと同じようにコントロールのイベントに実行時に応答することにより、カスタム ユーザー インターフェイスをデザインできます。

設定の保存

SaveSettings メソッドをオーバーライドして、ユーザーがエディタを終了したときに、ユーザーが選択した値をコントロールから列挙子のプロパティにコピーします。

参照

処理手順

カスタム Foreach 列挙子の作成
カスタム Foreach 列挙子のコーディング

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手