SharePoint 統合モード用のレポート サーバー データベースを作成する方法 (Reporting Services 構成)
SharePoint 統合モードでレポート サーバー データベースを作成し、レポート サーバーからレポート サーバー データベースへの接続を構成するには、Reporting Services 構成マネージャーを使用します。レポート サーバー データベースに接続するのはレポート サーバーだけです。レポート サーバーと統合する Windows SharePoint Services または Office SharePoint Server のインスタンスから直接、レポート サーバー データベースへの接続やデータの取得が行われることはありません。
レポート サーバー データベースは、ネイティブ モード動作または SharePoint 統合モードをサポートすることができますが、両方をサポートすることはできません。SharePoint 統合モードをサポートするレポート サーバー データベースを作成すると、後からそのデータベースをネイティブ モードのレポート サーバー インスタンスと連携するように変換または移行することはできなくなります。レポート サーバー データベースにはモード固有のメタデータ (アイテムの位置や権限情報) が含まれ、これは他のモードと互換性がありません。
SharePoint 統合モード用に作成したレポート サーバー データベースには、サーバー プロパティ、レポート実行スナップショット、レポート履歴、サブスクリプション定義、スケジュールが格納されます。また、レポート、レポート モデル、共有データ ソース、リソースの 2 次コピーも格納されるので、サーバーの処理性が向上します。レポート ドキュメントの 1 次記憶域は SharePoint コンテンツ データベース内です。詳細については、SQL Server オンライン ブックの「SharePoint データベースへのレポート サーバー コンテンツの格納と同期」を参照してください。
SharePoint 統合をサポートするレポート サーバー データベースに関する注意点を次に示します。
SharePoint 統合モードでレポート サーバー データベースを作成するには、Reporting Services 構成マネージャーの [データベース] ページにあるデータベースの変更ウィザードを使用します。手順については、SQL Server オンライン ブックの「レポート サーバー データベースを作成する方法 (Reporting Services 構成)」を参照してください。
レポート サーバー データベースへの接続情報を保守または更新するには、Reporting Services 構成マネージャーを使用します。
レポート サーバー データベースのバックアップおよび管理を行うには、SQL Server Management Studio と SQL Server ツールを使用します。SharePoint サーバーの全体管理のデータベース バックアップ機能は、レポート サーバー データベースには適用されません。
レポート サーバー データベースの作成は、統合操作用にレポート サーバーを構成するための、複数の手順から成るプロセスの中の 1 つの手順に過ぎません。データベースを作成した後、SharePoint サーバーの全体管理を開始してレポート サーバーの統合設定を指定し、統合手順を完了します。詳細については、SQL Server オンライン ブックの「SharePoint サーバーの全体管理でレポート サーバー統合を構成する方法」を参照してください。