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SQL Server 拡張イベントの使用

SQL Server 拡張イベントには、拡張イベント セッションを作成したり変更したりするためのデータ定義言語 (DDL) ステートメントが用意されています。また、セッション データやメタデータを取得する際に使用できる動的管理ビューおよびカタログ ビューも存在します。

Transact-SQL ステートメントを使ってビューを実行することにより、作成したあらゆる拡張イベント セッションから必要な情報を取得できます。

SQL Server Management Studio を使用すると、付属のコード サンプルを作成して実行することができます。詳細については、「オブジェクト エクスプローラの使用」を参照してください。

DDL ステートメント

拡張イベント セッションを作成、変更、および削除するには、次の表の DDL ステートメントを使用します。

名前

説明

CREATE EVENT SESSION (Transact-SQL)

イベントのソース、イベント セッション ターゲット、およびイベント セッション パラメータを識別する拡張イベント セッション オブジェクトを作成します。

ALTER EVENT SESSION (Transact-SQL)

イベント セッションを開始または停止したり、イベント セッションの構成を変更したりします。

DROP EVENT SESSION (Transact-SQL)

イベント セッションを削除します。

カタログ ビュー

イベント セッションの作成時に作成されたメタデータを取得するには、次の表に示すカタログ ビューを使用します。

名前

説明

sys.server_event_sessions (Transact-SQL)

すべてのイベント セッションの定義を一覧表示します。

sys.server_event_session_actions (Transact-SQL)

イベント セッションの各イベントのアクションごとに 1 行のデータを返します。

sys.server_event_session_events (Transact-SQL)

イベント セッションのイベントごとに 1 行のデータを返します。

sys.server_event_session_fields (Transact-SQL)

イベントおよびターゲットに明示的に設定されたカスタマイズ可能な列ごとに 1 行のデータを返します。

sys.server_event_session_targets (Transact-SQL)

イベント セッションのイベント ターゲットごとに 1 行のデータを返します。

動的管理ビュー

セッション メタデータおよびセッション データを取得するには、次の表に示す動的管理ビューを使用します。メタデータはカタログ ビューから取得され、セッション データはイベント セッションの開始時と実行時に作成されます。

注意

  これらのビューには、セッションが開始されるまでセッション データは格納されません。

名前

説明

sys.dm_os_dispatcher_pools (Transact-SQL)

セッション ディスパッチャ プールに関する情報を返します。

sys.dm_xe_objects (Transact-SQL)

イベント パッケージによって公開されるオブジェクトごとに 1 行のデータを返します。

sys.dm_xe_object_columns (Transact-SQL)

すべてのオブジェクトのスキーマ情報を返します。

sys.dm_xe_packages (Transact-SQL)

拡張イベント エンジンに登録されているすべてのパッケージを一覧表示します。

sys.dm_xe_sessions (Transact-SQL)

アクティブな拡張イベント セッションに関する情報を返します。

sys.dm_xe_session_targets (Transact-SQL)

セッション ターゲットに関する情報を返します。

sys.dm_xe_session_events (Transact-SQL)

セッション イベントに関する情報を返します。

sys.dm_xe_session_event_actions (Transact-SQL)

イベント セッション アクションに関する情報を返します。

sys.dm_xe_map_values (Transact-SQL)

内部数値キーをユーザーが判読できるテキストにマッピングします。

sys.dm_xe_session_object_columns (Transact-SQL)

セッションにバインドされたオブジェクトの構成値を表示します。