sp_syscollector_start_collection_set (Transact-SQL)
コレクターが既に有効になっており、コレクション セットがまだ実行されていない場合、コレクション セットを開始します。コレクターが有効になっていない場合は、sp_syscollector_enable_collector を実行してコレクターを有効にした後、このストアド プロシージャを使用してコレクション セットを開始します。
構文
sp_syscollector_start_collection_set
[ [ @collection_set_id = ] collection_set_id ]
, [[ @name = ] 'name' ]
引数
[ @collection_set_id = ] collection_set_id
コレクション セットの一意なローカル識別子を指定します。collection_set_id のデータ型は int で、既定値は NULL です。name が NULL の場合は必ず collection_set_id の値を指定する必要があります。[ @name = ] 'name'
コレクション セットの名前を指定します。name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。collection_set_id が NULL の場合は必ず name の値を指定する必要があります。
リターン コード値
0 (成功) または 1 (失敗)
説明
sp_syscollector_create_collection_set を msdb システム データベースのコンテキストで実行し、SQL Server エージェントを有効にする必要があります。
このプロシージャをスケジュールがないコレクション セットに対して実行すると、失敗します。コレクション セットにスケジュールがない場合は (コレクション モードが非キャッシュに設定されている場合など)、sp_syscollector_run_collection_set ストアド プロシージャを使用してコレクション セットを開始します。
このプロシージャは、コレクションを有効にし、指定されたコレクション セットのジョブをアップロードして、コレクション セットのコレクション モードがキャッシュ (0) に設定されている場合は、直ちにコレクション エージェント ジョブを開始します。詳細については、「sp_syscollector_create_collection_set」を参照してください。
コレクション セットにコレクション アイテムが含まれていない場合、この操作には何も効果がありません。警告としてエラー 14685 が返されます。
権限
このプロシージャを実行するには、dc_operator 固定データベース ロールのメンバーシップが必要です。コレクション セットにプロキシ アカウントがない場合は、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーシップが必要です。
例
次の例では、識別子を使用してコレクション セットを開始します。
USE msdb;
GO
EXEC sp_syscollector_start_collection_set @collection_set_id = 1;