再帰型階層グループの作成 (Reporting Services)
親子間のリレーションシップがデータセットのフィールドで表されている再帰型データを表示するには、子フィールドに基づいたデータ領域グループ式や、親フィールドに基づいた Parent プロパティを設定できます。
階層データの表示は、組織図に含まれている従業員など、再帰型階層グループでよく使用されます。データセットには従業員とマネージャの一覧が含まれており、マネージャ名は従業員の一覧にも表示されます。
再帰型階層の作成
Tablix データ領域で再帰型階層を作成するには、子データを指定するフィールドにグループ式を設定し、親データを指定するフィールドにグループの Parent プロパティを設定します。たとえば、従業員がマネージャの監督下にある場合、従業員 ID およびマネージャ ID のフィールドを含んでいるデータセットでは、グループ式を従業員 ID に設定し、Parent プロパティをマネージャ ID に設定します。
再帰型階層として定義されたグループ (Parent プロパティを使用しているグループ) には、グループ式は 1 つしか設定できません。テキスト ボックスの余白に Level 関数を使用して、階層内のレベルに応じて従業員名をインデントできます。
詳細については、「再帰型階層グループを作成する方法」を参照してください。
再帰をサポートする集計関数
パラメータ Recursive を受け取る Reporting Services 集計関数を使用して、再帰型階層の集計データを計算できます。関数 Sum、Avg、Count、CountDistinct、CountRows、Max、Min、StDev、StDevP、Sum、Var、および VarP は、パラメータとして Recursive を受け入れます。詳細については、「式での組み込みのレポート関数と集計関数の使用 (Reporting Services)」を参照してください。
関連項目
タスク
列を挿入または削除する方法 (Reporting Services)
行を挿入または削除する方法 (Reporting Services)
データ領域でグループを追加または削除する方法 (Reporting Services)