backup compression default オプション

SQL Server 2008 Enterprise 以降でのみ、ユーザーが WITH COMPRESSION または WITH NO_COMPRESSION を指定しない場合に、バックアップの圧縮設定の選択に BACKUP Transact-SQL ステートメントが使用されます。

注意

バックアップの圧縮は、ディスク バックアップ デバイスとテープ バックアップ デバイスの両方でサポートされています。

インストール時、backup compression default は 0 に設定されます。これにより、バックアップの圧縮は既定では無効になります。既定値を COMPRESSION に変更するには、backup compression default を 1 に設定します。既定値を NO_COMPRESSION に戻すには、backup compression default を 0 に設定します。

重要な注意事項重要

既定の設定では、圧縮によって CPU 使用率が著しく増加し、圧縮処理に CPU が追加で消費されるために、同時に実行中の操作が悪影響を受ける可能性があります。このため、リソース ガバナによって CPU 使用率が制限されるセッションで、優先度の低い圧縮されたバックアップを作成することができます。詳細については、「リソース ガバナーを使用してバックアップの圧縮による CPU 使用率を制限する方法 (Transact-SQL)」を参照してください。

次の例では、圧縮されたバックアップが既定で作成されるようにサーバー インスタンスを構成します。

USE master;
GO
EXEC sp_configure ‘backup compression default’, '1';
RECONFIGURE WITH OVERRIDE;

USE master;
GO
EXEC sp_configure ‘backup compression default’, '1';
RECONFIGURE WITH OVERRIDE;