OLE DB 接続マネージャを使用してフル キャッシュ モードの参照変換を実装する方法

フル キャッシュ モードおよび OLE DB 接続マネージャを使用するように参照変換を構成できます。フル キャッシュ モードでは、参照変換の実行前に参照データセットがキャッシュに読み込まれます。

参照変換は、接続されているデータ ソースの入力列のデータを参照データセットの列と結合することにより参照を実行します。詳細については、「参照変換」を参照してください。

OLE DB 接続マネージャを使用するように参照変換を構成する場合は、テーブル、ビュー、または SQL クエリを選択して参照データセットを生成します。

OLE DB 接続マネージャを使用してフル キャッシュ モードの参照変換を実装するには

  1. Business Intelligence Development Studio で、目的のパッケージが含まれている Integration Services プロジェクトを開き、ソリューション エクスプローラでそのパッケージをダブルクリックします。

  2. [データ フロー] タブで、[ツールボックス] から参照変換をデザイン画面にドラッグします。

  3. 参照変換をデータ フローに連結します。連結するには、緑または赤の矢印のコネクタを、変換元または前の変換から参照変換にドラッグします。

    注意

    参照変換が空の日付フィールドを含むフラット ファイルに接続される場合、その変換は検証されないことがあります。変換が検証されるかどうかは、フラット ファイルの接続マネージャが NULL 値を保持するように構成されているかどうかによって決まります。参照変換が検証されるようにするには、[フラット ファイル ソース エディタ][接続マネージャ] ページで、[データ ソースの NULL 値をデータ フローで NULL 値として保持する] オプションを選択します。

  4. 変換元または前の変換をダブルクリックして、コンポーネントを構成します。

  5. 参照変換をダブルクリックし、[参照変換エディタ][全般] ページで [フル キャッシュ] を選択します。

  6. [接続の種類] 領域で、[OLE DB 接続マネージャ] を選択します。

  7. [エントリが一致しない行の処理方法を指定する] ボックスの一覧で、一致するエントリがない行のエラー処理オプションを選択します。

  8. [接続] ページで、[OLE DB 接続マネージャ] ボックスの一覧から接続マネージャを選択するか、[新規作成] をクリックして新しい接続マネージャを作成します。詳細については、「OLE DB 接続マネージャー」を参照してください。

  9. 次のいずれかの操作を実行します。

    • [テーブルまたはビューを使用する] をクリックし、テーブルまたはビューを選択するか、[新規作成] をクリックしてテーブルまたはビューを作成します。

      または

    • [SQL クエリの結果を使用する] をクリックし、[SQL コマンド] ウィンドウでクエリを作成するか、[クエリの作成] をクリックし、[クエリ ビルダ] に用意されているグラフィック ツールを使用してクエリを作成します。

      または

    • [参照] をクリックして、ファイルから SQL ステートメントをインポートします。

    SQL クエリを検証するには、[クエリの解析] をクリックします。

    データのサンプルを表示するには、[プレビュー] をクリックします。

  10. [列] ページをクリックし、[使用できる入力列] ボックスの一覧のうち 1 列以上を [使用できる参照列] ボックスの一覧の列にドラッグします。

    注意

    参照変換は、同じ名前で同じデータ型を持つ列を自動的にマップします。

    注意

    列をマップするには、データ型が一致している必要があります。詳細については、「Integration Services のデータ型」を参照してください。

  11. 次の手順を実行して、参照列を出力に追加します。

    1. [使用できる参照列] ボックスの一覧で、列を選択します。

    2. [参照操作] ボックスの一覧で、参照列の値を入力列の値と置き換えるか、新しい列に書き出すかを指定します。

  12. エラー出力を構成するには、[エラー出力] ページをクリックし、エラー処理オプションを設定します。詳細については、「[参照変換エディタ] ([エラー出力] ページ)」を参照してください。

  13. [OK] をクリックして参照変換への変更を保存し、パッケージを実行します。