ソースでのレポート データのフィルタ処理
ソースでレポート データセットのデータをフィルタ処理するには、レポートに必要なデータのみが含まれるクエリを指定します。Reporting Services では、各データ ソースの種類に関して、クエリの作成に役立つクエリ デザイナが提供されています。特定の値を検索対象に追加、または検索対象から除外するクエリを作成したり、パラメータ化クエリを作成したりすることができます。
レポートにデータを取得した後にデータをフィルタ処理するには、データセット、データ領域、およびグループのフィルタ式を作成できます。詳細については、「レポートでのレポート データのフィルタ処理」を参照してください。
クエリ デザイナの詳細については、「Reporting Services クエリ デザイナー」を参照してください。
クエリ内のデータのフィルタ処理
データセット クエリのデータをフィルタ処理するには、結果セットに追加するか、結果セットから除外する値を指定して、取得データを制限する制限句を含めることができます。
Transact-SQL クエリの場合、フィルタ値に WHERE 句を追加できます。たとえば、特定の販売区域の売上か特定カテゴリの製品の売上を選択できます。詳細については、「WHERE と HAVING を使ったフィルターによる行選択」を参照してください。
MDX クエリの場合、MDX クエリ デザイナのフィルタ ペインでフィルタを指定して、検索対象に追加、または検索対象から除外するディメンションおよび属性階層を指定します。詳細については、「Analysis Services の MDX クエリ デザイナーのユーザー インターフェイス」および「SQL Server Analysis Services からのレポート データセットの作成」を参照してください。
クエリのパラメータを使用したデータのフィルタ処理
クエリにクエリ パラメータ (クエリ変数とも呼ばれます) を含めると、Reporting Services により、クエリ パラメータに接続されたレポート パラメータが自動的に作成されます。これによりユーザーはレポートに表示するデータを選択できます。
ユーザーはカスケード型パラメータを作成できます。この場合、特定の順序で各パラメータの値を選択すると、選択のたびに次のパラメータの値が制限されます。カスケード型パラメータにより、何千もの選択肢を管理しやすい数に減少することができます。たとえば、ユーザーは製品カテゴリを選択したら、そのカテゴリで使用できる製品の一覧から製品を選び、次にサイズ、そして色を選択します。詳細については、「カスケード型パラメーターをレポートに追加する方法 (Reporting Services)」を参照してください。
データ ソースに関連付けられたクエリ デザイナを使用すれば、パラメータ化クエリの作成に役立てることができます。
Transact-SQL クエリの場合、データ ソースごとに異なるパラメータ構文がサポートされています。サポートは、位置または名前によってクエリ内で識別されるパラメータに応じて異なります。詳細については、「特定のデータ ソースでのクエリ パラメーターの使用 (Reporting Services)」を参照してください。
MDX クエリの場合、フィルタのパラメータ オプションを選択してパラメータ化クエリを作成する必要があります。詳細については、「Analysis Services の MDX クエリ デザイナでパラメータを定義する方法」を参照してください。