Excel Services コンピューターに Analysis Services OLE DB プロバイダーをインストールする方法

Microsoft OLE DB Provider for Analysis Services (msolap100.dll) は、Microsoft Analysis Services データを操作するためにクライアント アプリケーションで使用するインターフェイスです。PowerPivot データに接続するクライアント アプリケーションまたはサーバー アプリケーションがある場合、SQL Server 2008 R2 バージョンの Analysis Services OLE DB プロバイダーがシステムになければ、インストールが必要になることがあります。

プロバイダーをインストールする場合の最も一般的な SharePoint のシナリオは、SharePoint ファーム内のサーバーで Excel Services を実行し、PowerPivot for SharePoint は実行しない場合です。この場合、PowerPivot データ接続に必要な SQL Server 2008 R2 バージョンの MSOLAP100.dll を使用するために、Excel Services を実行するアプリケーション サーバーを手動で更新する必要があります。このバージョンの OLE DB プロバイダーは、メモリに格納される Analysis Services データ構造に対するトランスポートおよび接続を新たにサポートしています。PowerPivot ブックでは、このプロバイダーを使用して、ファームの PowerPivot サーバーからクエリ処理を要求します。

この更新バージョンを入手するには、SQL Server 2008 R2 用 Feature Pack ページからダウンロードしてインストールします。

重要な注意事項重要

PowerPivot for SharePoint と Excel Services をファーム内の同じアプリケーション サーバーにインストールした場合は、適切な OLE DB プロバイダーが既にインストールされています。このトピックで説明されている手順を実行する必要はありません。

クライアント ライブラリのダウンロードとインストール

  1. SQL Server 2008 R2 用 Feature Pack ページで、SQL Server 2008 R2 用 Microsoft Analysis Services OLE DB Provider を見つけます。

  2. SQLServer2008_ASOLEDB10.msi インストール プログラムの x64 パッケージをダウンロードします。

  3. .msi をダブルクリックして、データ プロバイダーをインストールします。

  4. Excel Services はあるが PowerPivot for SharePoint はインストールされていないコンピューターごとに、前の手順を繰り返します。

インストールの確認

  1. Program files\Microsoft Analysis Services\AS OLEDB\10 に移動します。

  2. msolap100.dll を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  3. [詳細] をクリックします。

  4. ファイルのバージョン情報が表示されます。バージョンに 10.50.<ビルド番号> が表示されていることを確認します。