データ層アプリケーションのトラブルシューティング
データ層アプリケーション (DAC) のトラブルシューティングは、主に DAC の抽出、配置、または削除時に行います。
DAC エラー情報の確認
DAC の抽出、配置、または削除を行うウィザードによって、エラーが次のように報告されます。
プロパティ ボックスに指定された値にエラーがある場合 (DAC 名やファイル名が重複しているなど)、ボックスの右に無効なエントリを示す赤いアイコンが表示され、[次へ] ボタンが非アクティブ化されます。マウスをアイコンの上に置くと、エラー メッセージと共にツールヒントが表示されます。問題を解決すると、無効なエントリを示すアイコンが非表示になり、[次へ] ボタンが再びアクティブ化されます。
各ウィザードの最終ページに、管理処理の各手順の結果が報告されます。
エラーが発生した手順がある場合、[結果] 列にリンクが表示されます。リンクをクリックすると、その手順で返されたエラーが表示されます。
[レポートの保存] ボタンをクリックすると、処理の各手順の結果を報告する HTML ファイルを保存できます。これには、処理で生成されたエラー メッセージもすべて記載されます。
データベース エンジンは、DAC の抽出、配置、または削除の各手順の結果をシステム テーブルに記録します。処理の各手順で返されたエラーがないかどうかをテーブルにクエリを実行して確認できます。詳細については、「sysdac_history_internal (Transact-SQL)」を参照してください。
DAC オブジェクトのトラブルシューティング
正常に配置された DAC のトラブルシューティングは、DAC に含まれるデータベースに対して主に行われます。データベース エンジンの標準のトラブルシューティング手法を使用して、低パフォーマンスの問題、データベース内のオブジェクトを参照するクエリに関する問題、データベース接続の問題などを分析します。詳細については、「トラブルシューティングの概念 (データベース エンジン)」を参照してください。