Union 関数 (レポート ビルダー 3.0 および SSRS)
式で指定された NULL 以外のすべての数値の結合を、指定されたスコープで評価して返します。
注 |
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レポート定義 (.rdl) は、Business Intelligence Development Studio のレポート ビルダー 3.0 およびレポート デザイナーで作成および変更できます。これらの作成環境では、レポートおよび関連アイテムの作成方法、開く方法、および保存方法が異なります。詳細については、microsoft.com Web サイトの「レポート デザイナーとレポート ビルダー 3.0 でのレポートのデザイン (SSRS)」を参照してください。 |
構文
Union(expression, scope, recursive)
パラメーター
expression
(SqlGeometry または SqlGeography) この集計関数の実行対象の式です。scope
(String) 省略可。集計関数の適用先となるレポート アイテムを含むデータセット、グループ、またはデータ領域の名前です。scope を指定しない場合、現在のスコープが使用されます。recursive
(列挙型) 省略可。Simple (既定値) または RdlRecursive です。集計を再帰的に実行するかどうかを指定します。
戻り値
式の型に応じて SqlGeometry または SqlGeography のいずれかの空間オブジェクトを返します。SqlGeometry および SqlGeography の空間データ型の詳細については、「空間データの型」を参照してください。
説明
式で指定されたデータセットは、同じデータ型である必要があります。
scope の値は文字列定数である必要があり、式にすることはできません。外部の集計または他の集計を指定しない集計では、scope は現在のスコープまたはコンテナー スコープを参照する必要があります。データセットのスコープはサポートされません。集計の集計では、入れ子になった集計に、子のスコープを指定できます。
Expression には、入れ子になった集計関数への呼び出しを含めることができます。ただし、次に示すように、これには例外および条件があります。
入れ子集計の Scope は、外部集計のスコープと同じであるか、そのスコープに含まれている必要があります。式内のすべてのスコープについては、1 つのスコープがそれ以外のすべてのスコープに対する子であるようなリレーションシップが必要です。
入れ子集計の Scope には、データセット名は使用できません。
Expression には、First、Last、Previous、または RunningValue の各関数を含めることができません。
Expression には、recursive を指定する入れ子集計を含めることができません。
詳細については、「集計関数リファレンス (レポート ビルダー 3.0 および SSRS)」および「合計、集計、および組み込みコレクションの式のスコープについて (レポート ビルダー 3.0 および SSRS)」を参照してください。
再帰的集計の詳細については、「再帰型階層グループの作成 (レポート ビルダー 3.0 および SSRS)」を参照してください。
使用例
次の表に、SqlGeometry 式の例と、それに Union 式を適用した結果を、空間データ用の WKT (Well Known Text) 形式で示します。
空間データを含むフィールド |
使用例 |
Union の結果 |
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[PointLocation] |
POINT(1 2) POINT(3 4) |
MULTIPOINT((1 2), (3 4)) |
[PathDefinition] |
LINESTRING(1 2, 3 4) LINESTRING(5 6, 7 8) |
MULTILINESTRING((7 8, 5 6), (3 4, 1 2)) |
[PolygonDefinition] |
POLYGON((1 2, 3 4, 5 2, 1 2)) POLYGON((-1 2, -3 4, -5 2, -1 2)) |
MULTIPOLYGON(((1 2, 5 2, 3 4, 1 2)), ((-5 2, -1 2, -3 4, -5 2))) |
=Union(Fields!PointLocation.Value)
=Union(Fields!PathDefinition.Value)
=Union(Fields!PolygonDefinition.Value, "Group1")