ピボットグラフへのスライサーの追加 (チュートリアル)
スライサーは、ピボットテーブルとピボットグラフに表示されるデータ セットの一部をワンクリックで絞り込むことができるフィルター処理コントロールです。スライサーは、データを対話的にフィルター処理して分析するために、Microsoft Excel ブックと PowerPivot ブックの両方で使用できます。
ここでは、PowerPivot スライサーを使用してピボットグラフに表示されるデータを制御します。
必要条件
このトピックは PowerPivot for Excel チュートリアルの一部であり、チュートリアルでの順番に従って実行する必要があります。前提条件およびチュートリアルでの最初の手順については、「PowerPivot for Excel チュートリアルの概要」を参照してください。
ピボットグラフにスライサーを追加するには
[Profit % by Category] ピボットグラフ内の任意の場所をクリックして、PowerPivot の [フィールドの一覧] を表示します。
Excel リボンの [ピボットグラフ ツール] 領域で、[分析] をクリックします。
[スライサーの挿入] をクリックします。
[スライサーの挿入] ウィンドウで、[DimDate] テーブルの [CalendarYear] と [CalendarMonth] をクリックします。
[Geography] テーブルの [RegionCountryName] をクリックします。
[OK] をクリックします。
スライサーの書式を設定するには
すべてのスライサーが表示されるように配置します。スライサーを移動するには、灰色の枠線をクリックしてスライサーをドラッグします。
必要であれば、スライサーのサイズを調整して、内容が正しく表示されるようにします。
[CalendarYear] スライサーを選択して、2007、2008、および 2009 のみが表示されるようにサイズを変更します。
[RegionCountryName] を右クリックし、[サイズとプロパティ] を選択します。
[位置とレイアウト] を強調表示します。
[列の数] ボックスの一覧で、[6] を選択します。[閉じる] をクリックします。
既定では、スライサー項目はアルファベット順および数字順に表示され、データが含まれていない項目は最後に表示されます。この表示を変更するには、次の手順を実行します。
[CalendarMonth] スライサーを右クリックし、[スライサーの設定] をクリックします。
[データを持たない項目を最後に表示] をオフにします。[OK] をクリックします。
必要に応じて、スライサーの書式設定を続行します。
スライサーを使用してピボットグラフ データを分析するには
[CalendarYear] スライサーを使用して、年度別の利益を探索します。ピボットグラフに、2007 年 ~ 2009 年の期間に [COMPUTERS] および [TV and VIDEO] の利益配当が増加していることが明確に示されます (ただし、[CAMERAS and CAMCORDERS] の利益配当は減少しています)。他のカテゴリの利益配当では、ほとんど変動が見られません。
さらに詳細に分析するには、[CalendarMonth] スライサーを使用します。[CAMERAS and CAMCORDERS] は、2007 年後半に最も高い利益配当を達成していることがわかります**。**
[RegionCountryName] スライサーを使用して、さらにデータを探索します。複数の国をクリックスルーすると、多くの興味深い事象が明らかになります。
Contoso は、この情報を利用して、賢いビジネス上の意思決定を行うことができます。