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Excel のリンク テーブルを使用したデータの追加 (チュートリアル)

リンク テーブルは、Excel ウィンドウのワークシートで作成され、PowerPivot ウィンドウのテーブルにリンクしているテーブルです。データをインポートしたり貼り付けたりするのではなく、Excel でデータを作成して管理することの利点は、値を引き続き Excel ワークシートで変更しながら、そのデータを PowerPivot での分析に使用できる点です。

ここでは、Excel ウィンドウのワークシートにある Stores データから、PowerPivot ウィンドウ内のテーブルへのリンクを作成します。これにより、ソース データが変更されると、PowerPivot ウィンドウのリンク テーブルも自動的に更新されます。

このデータを分析で使用するには、リンク テーブルのデータと PowerPivot ウィンドウの他のデータとの間にリレーションシップを作成する必要があることに注意してください。詳細については、「テーブル間のリレーションシップの作成 (チュートリアル)」を参照してください。

前提条件

このトピックは PowerPivot for Excel チュートリアルの一部であり、チュートリアルでの順番に従って実行する必要があります。前提条件およびチュートリアルでの最初の手順については、「PowerPivot for Excel チュートリアルの概要」を参照してください。

リンク テーブルの作成

前の作業 (コピーと貼り付けを使用したデータの追加 (チュートリアル)) の Geography テーブルは、データを貼り付けても自動的には更新されない、静的なテーブルでした。一方、リンク テーブルでは、ソースに加えられた変更が自動的に反映されます。リンク テーブルは、同じ PowerPivot ブック内にある別の Excel ウィンドウの Excel データを参照する必要があります。

リンク テーブルを作成するには

  1. Excel ウィンドウで、Stores ワークシートの任意のセルにポインターを置き、テーブルとして書式設定します (Ctrl + T)。[先頭行をテーブルの見出しとして使用する] を選択してください。

  2. PowerPivot ウィンドウに表示される新しいテーブルの名前は、常に Excel のテーブルの名前と同じになります。したがって、Excel のテーブルにわかりやすい名前を付けてから、リンク テーブルを PowerPivot に作成する必要があります。既定で、Excel ではテーブル名 (Table1、Table2 など) が自動的に生成されますが、これは Excel のインターフェイスで簡単に変更することができます。

    1. [デザイン] タブをクリックします。

    2. [プロパティ] 領域の [テーブル名:] で、「Stores」と入力します。

  3. Excel の [PowerPivot] タブで、[リンク テーブルの作成] をクリックします。これにより、PowerPivot ウィンドウが開き、テーブルが新規作成されたことがわかります。タブにリンク アイコンが表示されます。

  4. PowerPivot ウィンドウの [リンク テーブル] タブで、[Excel テーブルに移動] をクリックして Excel ウィンドウのソース テーブルに戻ります。セル C2 の値を、35 から 37 に変更します。

  5. PowerPivot ウィンドウに戻ります。対応する行が、新しい値に更新されていることがわかります。

次の手順

このチュートリアルを続行するには、次のトピック「PowerPivot ブックの保存 (チュートリアル)」に進んでください。