SQLGetTypeInfo
SQL Server Native Client ODBC ドライバによって、SQLGetTypeInfo の結果セット内にある追加の列 USERTYPE が報告されます。USERTYPE には DB-Library データ型の定義が示されるので、既存の DB-Library アプリケーションを ODBC に移植する開発者にとって便利です。
SQL Server では ID が属性として処理されますが、ODBC ではデータ型として処理されます。この不一致を解消するため、SQLGetTypeInfo は、データ型 intidentity、smallintidentity、tinyintidentity、decimalidentity、および numericidentity を返します。これらのデータ型については、SQLGetTypeInfo 結果セットの列 AUTO_UNIQUE_VALUE では値 TRUE が示されます。
varchar、nvarchar、および varbinary については、COLUMN_SIZE の値が実際には無制限でも SQL Server Native Client ODBC ドライバによって示される値はそれぞれ 8000、4000、および 8000 になります。これにより、旧バージョンとの互換性が確保されます。
xml データ型については、SQL Server Native Client ODBC ドライバによって、COLUMN_SIZE がサイズ無制限を示す SQL_SS_LENGTH_UNLIMITED と示されます。
SQLGetTypeInfo とテーブル値パラメータ
テーブル値パラメータのテーブル型は、実質的にはメタ型 (他の型を定義する際に使用される型) です。したがって、SQLGetTypeInfo を介して公開する必要はありません。アプリケーションでは、テーブル値パラメータで使用されるテーブル型のメタデータを取得するために、SQLGetTypeInfo ではなく SQLTables を使用する必要があります。
テーブル値パラメータのメタデータの取得の詳細については、「TVP に影響を与えるステートメント属性」を参照してください。
テーブル値パラメータの詳細については、「テーブル値パラメータ (ODBC)」を参照してください。
SQLGetTypeInfo による機能強化された日付と時刻のサポート
日付型または時刻型に対して返される値については、「カタログ メタデータ」を参照してください。
一般的な情報については、「日付/時刻の強化 (ODBC)」を参照してください。
SQLGetTypeInfo による大きな CLR UDT のサポート
SQLGetTypeInfo は、大きな CLR ユーザー定義型 (UDT) をサポートしています。詳細については、「大きな CLR ユーザー定義型 (ODBC)」を参照してください。