Integration Services を有効にするための Windows ファイアウォールの構成方法
Windows ファイアウォール システムは、コンピュータ リソースへの不正なアクセスを防ぎます。このファイアウォールを経由して Integration Services にアクセスするには、アクセスを有効にするようにファイアウォールを構成する必要があります。ファイアウォール システムにはいろいろな種類があります。Windows ファイアウォール以外のファイアウォールを実行している場合、使用しているシステム固有の情報については、そのファイアウォールのマニュアルを参照してください。次に示す手順は、Windows ファイアウォールに固有の手順です。
Windows ファイアウォールの既定の設定の詳細と、データベース エンジン、Analysis Services、Reporting Services、および Integration Services に影響する TCP ポートの説明については、「SQL Server のアクセスを許可するための Windows ファイアウォールの構成」を参照してください。
注 |
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Windows ファイアウォールを構成するために、次の手順では、コントロール パネルの [Windows ファイアウォール] を使用します。[Windows ファイアウォール] では、現在のネットワークの場所のプロファイルに対してのみファイアウォールを構成できます。ただし、Windows ファイアウォールは、netsh コマンド ライン ツール、またはセキュリティが強化された Windows ファイアウォールの Microsoft 管理コンソール (MMC) スナップインを使用して構成することもできます。これらのツールの詳細については、「SQL Server のアクセスを許可するための Windows ファイアウォールの構成」を参照してください。 |
Windows XP ファイアウォールまたは Windows Server 2003 ファイアウォールを構成するには
コントロール パネルの [Windows ファイアウォール] をダブルクリックします。
[Windows ファイアウォール] ダイアログ ボックスで、[例外] タブをクリックし、[プログラムの追加] をクリックします。
[プログラムの追加] ダイアログ ボックスで、[参照] をクリックし、Program Files\Microsoft SQL Server\100\DTS\Binn フォルダに移動します。次に MsDtsSrvr.exe をクリックし、[開く] をクリックします。[OK] をクリックして、[プログラムの追加] ダイアログ ボックスを閉じます。
[例外] タブで、[ポートの追加] をクリックします。
[ポートの追加] ダイアログ ボックスの [名前] ボックスに、「RPC(TCP/135)」またはその他のわかりやすい名前を入力します。次に、[ポート番号] ボックスに「135」と入力し、[TCP] をクリックにします。
重要 Integration Services サービスは常にポート 135 を使用します。別のポートを指定することはできません。
[ポートの追加] ダイアログ ボックスで、必要に応じて [スコープの変更] をクリックし、既定のスコープを変更できます。
[スコープの変更] ダイアログ ボックスで、[ユーザーのネットワーク (サブネット) のみ] を選択するか、カスタムの一覧を入力し、[OK] をクリックします。
[OK] をクリックして [ポートの追加] ダイアログ ボックスを閉じます。
[OK] をクリックして [Windows ファイアウォール] ダイアログ ボックスを閉じます。