SQL Server エージェントを使用した SSIS パッケージの実行のスケジュール設定
SQL Server エージェントを使用して、SQL Server Integration Services パッケージの実行を自動化できます。SQL Server エージェントとは、SQL Server エージェント ジョブを実行してタスクの自動化を可能にする Windows サービスです。ローカル ジョブまたはマルチサーバー ジョブを自動的に実行するためには、あらかじめ SQL Server エージェントがアクティブになっている必要があります。詳細については、「SQL Server エージェントの構成」を参照してください。
パッケージの実行を自動化するには、SQL Server の SQL Server Management Studio から表示できる [新しいジョブ] ダイアログ ボックスを使用してジョブを作成します。詳細については、「ジョブの実装」を参照してください。
ジョブを作成した後は、少なくとも 1 つのステップを追加し、ステップの種類を [SQL Server Integration Services パッケージ] に設定する必要があります。1 つのジョブには、それぞれ異なるパッケージを実行する複数のステップを含めることができます。SQL Server エージェント ジョブ ステップは、msdb データベースまたはファイル システムに保存される Integration Services パッケージを実行できます。詳細については、「ジョブ ステップの作成」を参照してください。
注 |
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64 ビットのコンピューターでは、ジョブ ステップの種類を [SQL Server Integration Services] にすると、ジョブ ステップは 64 ビット モードでパッケージを実行します。64 ビット バージョンの SQL Server エージェントからパッケージを 32 ビット モードで実行するには、[新しいジョブ ステップ] ダイアログ ボックスの [実行オプション] タブで [32 ビット ランタイムを使用] を選択します。詳細については、「パッケージを実行する方法」を参照してください。 |
ジョブ ステップからの Integration Services パッケージの実行は、dtexec ユーティリティおよび DTExecUI ユーティリティを使用したパッケージの実行に似ています。コマンド ライン オプションまたは [パッケージ実行ユーティリティ] ダイアログ ボックスを使用してパッケージの実行時オプションを設定する代わりに、[新しいジョブ ステップ] ダイアログ ボックスを使用して実行時オプションを設定します。パッケージを実行するためのコマンド ライン オプションの詳細については、「dtexec ユーティリティ (SSIS ツール)」を参照してください。
ジョブとジョブ ステップを追加した後は、ジョブを実行するためのスケジュールを作成する必要があります。詳細については、「スケジュールの作成とジョブへのアタッチ」を参照してください。
ジョブ完了時にオペレーターへ電子メール メッセージを送信する通知オプションなどの設定、警告の追加を行い、ジョブを拡張できます。詳細については、「警告の定義」を参照してください。
Integration Services パッケージを SQL Server エージェントのジョブ ステップとして実行するアカウントには、パッケージを直接実行するアカウントと同じ権限がすべて必要です。
SSIS パッケージ実行ジョブ ステップを作成するには
外部リソース
Microsoft Web サイトのサポート技術情報の記事「SQL Server エージェントのジョブ ステップから SSIS パッケージを呼び出したときに SSIS パッケージが実行されません」
MSDN ライブラリのビデオ「トラブルシューティング : SQL Server エージェントを使用したパッケージ実行 (SQL Server ビデオ)」
MSDN ライブラリのビデオ「SQL Server エージェントを使用してパッケージ実行を自動化する方法 (SQL Server ビデオ)」
mssqltips.com の技術記事「Windows PowerShell を使用した SQL Server エージェント ジョブの確認」
mssqltips.com の技術資料「SQL エージェント ジョブを有効または無効にしたときの自動警告」
mssqltips.com のブログ「Windows イベント ログに書き込むための SQL エージェント ジョブの構成」
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