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レプリケーション ウィザード

レプリケーションを簡単に実装できるように、さまざまなウィザードが用意されています。レプリケーション ウィザードは、SQL Server Management Studio の [レプリケーション] フォルダから使用できます。

パブリケーションの新規作成ウィザード

パブリケーションの新規作成ウィザードを使用すると、以下の情報を指定できます。

  • ディストリビュータとしても機能するパブリッシャ インスタンス (リモート ディストリビュータを使用する場合は、ディストリビューションの構成ウィザードを使用してあらかじめ構成しておく必要があります)。

  • スナップショット ファイルの既定の場所。

  • パブリケーション データベース。

  • 作成するパブリケーションの種類 (スナップショット、トランザクション、更新可能なサブスクリプションを含むトランザクション、またはマージ)。

  • パブリケーションに含めるデータとデータベース オブジェクト (アーティクル)。

  • すべての種類のパブリケーションの静的行フィルタと列フィルタ、およびマージ パブリケーションのパラメータ化された行フィルタと結合フィルタ。

  • スナップショット エージェントのスケジュール。

  • エージェントの実行に使用するアカウント。対象となるエージェントは、スナップショット エージェント (すべてのパブリケーション用)、ログ リーダー エージェント (すべてのトランザクション パブリケーション用)、およびキュー リーダー エージェント (サブスクリプションの更新が許可されているトランザクション パブリケーション用) です。

  • パブリケーションの名前と説明。

パブリケーションの新規作成ウィザードの使用方法については、「パブリケーションを作成してアーティクルを定義する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。

サブスクリプションの新規作成ウィザード

サブスクリプションの新規作成ウィザードを使用すると、以下の情報を指定できます。

  • サブスクライブするパブリケーション。

  • ディストリビューション エージェントまたはマージ エージェントを実行する場所。

  • ディストリビューション エージェントまたはマージ エージェントの実行および接続に使用するアカウント。

  • パブリッシュされたデータを受け取る 1 つ以上のサブスクライバ、およびパブリッシュされたデータを各サブスクライバで受け取るサブスクリプション データベース。

  • サブスクリプションを初期化するかどうか。初期化する場合はいつ初期化するか。

  • 更新をサブスクライバに反映する頻度を指定するエージェント スケジュール。

  • パブリケーションの設定に基づく追加情報。

サブスクリプションの新規作成ウィザードの使用方法については、「プル サブスクリプションを作成する方法 (SQL Server Management Studio)」および「プッシュ サブスクリプションを作成する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。

ディストリビューションの構成ウィザード

ディストリビューションの構成ウィザードを使用すると、以下の作業を行うことができます。

  • リモート ディストリビュータの構成。

  • スナップショット ファイルの既定の場所の指定。

ディストリビューションの構成ウィザードの使用方法については、「パブリッシングとディストリビューションを構成する方法 (レプリケーション Transact-SQL プログラミング)」を参照してください。

注意

このウィザードを使用してローカル ディストリビュータを構成することもできますが、ローカル ディストリビュータの構成は、パブリッシャで初めてパブリケーションを作成するときにパブリケーションの新規作成ウィザードを使用して行われるのが一般的です。

パブリッシングとディストリビューションの無効化ウィザード

パブリッシングとディストリビューションの無効化ウィザードを使用すると、サーバーでパブリッシングとディストリビューションを無効にすることができます。パブリッシングとディストリビューションの無効化ウィザードの使用方法については、「パブリッシングおよびディストリビューションを無効化する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。

ピア ツー ピア トポロジ構成ウィザード

ピア ツー ピア トポロジ構成ウィザードを使用すると、ピア ツー ピア トランザクション レプリケーションのトポロジを作成および管理できます。パブリケーションの新規作成ウィザードを使用して最初のノードでトランザクション パブリケーションを作成した後、ピア ツー ピア トポロジ構成ウィザードを使用して他のノードを構成します。このウィザードの [トポロジの構成] ページには、新しいノードの追加、ノードの削除、既存のノード間の新しい接続の追加など、一般的な構成タスクを実行できるトポロジ ビューアが含まれています。詳細については、「ピア ツー ピア トランザクション レプリケーション」および「ピア ツー ピア トランザクション レプリケーションを構成する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。

Web 同期ウィザード

Web 同期ウィザードを使用すると、Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) サーバーを Web 同期用に構成できます。これにより、マージ パブリケーションに対するサブスクリプションをインターネット接続やイントラネット接続を使って同期させることができます。詳細については、「マージ レプリケーションの Web 同期」および「Web 同期用に IIS を構成する方法」を参照してください。

注意

SQL Server 2008 に付属する Web 同期ウィザードは、SQL Server 2008 を実行中のパブリッシャまたは SQL Server 2008 にアップグレードされたパブリッシャで作成されたパブリケーションのみに使用できます。このウィザードは、SQL Server 2005 のパブリケーションには使用できません。このウィザードは、SQL Server 2005 以降のバージョンおよび SQL Server Compact 3.0 以降のバージョンのサブスクリプションで使用できます。