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ID 列を管理する方法 (SQL Server Management Studio)

パブリケーションの新規作成ウィザードの [アーティクルのプロパティ -<Article>] ダイアログ ボックスの [プロパティ] タブで、ID 列の管理オプションを指定します。このウィザードの使用方法の詳細については、「パブリケーションを作成してアーティクルを定義する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。パブリケーションの新規作成ウィザードで選択した内容に応じて、次の操作を行います。

  • [パブリケーションの種類] ページで [マージ パブリケーション] または [更新可能なサブスクリプションを含むトランザクション パブリケーション] を選択した場合は、ID 範囲の管理を自動または手動に設定します (自動 (既定値) に設定することを推奨します)。このプロパティは、テーブルがパブリッシュされた後は変更できません。ただし、その他の関連プロパティは変更できます。

  • 他のパブリケーションの種類を選択した場合は、ID 範囲の管理を手動に設定する必要があります。

[アーティクルのプロパティ -<Article>] ダイアログ ボックスの [プロパティ] タブで、ID 範囲としきい値を変更します。このダイアログ ボックスは、[パブリケーションのプロパティ - <Publication>] ダイアログ ボックスから開くことができます。このダイアログ ボックスへのアクセスの詳細については、「パブリケーションとアーティクルのプロパティを表示および変更する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。

ID 列の管理オプションを指定するには

  1. パブリッシャが SQL Server 2005 よりも前のバージョンの SQL Server を実行している場合は、パブリケーションの新規作成ウィザードの [パブリケーションの種類] ページで、[マージ パブリケーション] または [更新可能なサブスクリプションを含むトランザクション パブリケーション] を選択します。

  2. [アーティクル] ページで、ID 列があるテーブルを選択します。

  3. [アーティクルのプロパティ] をクリックしてから、[反転表示されたテーブル アーティクルのプロパティを設定] をクリックします。

  4. [アーティクルのプロパティ - <Article>] ダイアログ ボックスの [プロパティ] タブの [ID 範囲の管理] セクションで、[ID 範囲を自動的に管理します] プロパティを [自動] または [手動] (パブリッシャが SQL Server 2005 以降を実行している場合)、あるいは [True] または [False] (パブリッシャが SQL Server 2005 よりも前のバージョンの SQL Server を実行している場合) に設定します。

  5. 手順 4. で [自動] または [True] を選択した場合は、次の表のオプションの値を入力します。これらの設定の使用方法の詳細については、「ID 列のレプリケート」の「ID 範囲の割り当て」を参照してください。

    オプション

    説明

    [パブリッシャの範囲サイズ]

    範囲サイズの整数値 (たとえば 20000)。

    ID 列のレプリケート」の「ID 範囲の割り当て」を参照してください。

    [サブスクライバの範囲サイズ]

    範囲サイズの整数値 (たとえば 10000)。

    ID 列のレプリケート」の「ID 範囲の割り当て」を参照してください。

    [範囲しきい値の割合]

    パーセントによるしきい値の整数値 (たとえば、90 は 90% を表します)。

    ノードで使用されている ID 値全体の比率がこの値を超えると、新しい ID 範囲が割り当てられます。

    注意
    この値の指定は必須ですが、この値を使用するのは、キュー更新サブスクリプションを使用するサブスクライバと、SQL Server Compact 3.5 SP2 または他のエディションの SQL Server の旧バージョンを実行しているマージ パブリケーションのサブスクライバだけです。詳細については、「ID 列のレプリケート」の「ID 範囲の割り当て」を参照してください。

    [次の範囲の開始値]

    整数値。読み取り専用。

    次の範囲はこの値から始まります。たとえば、現在の範囲が 5001 ~ 6000 の場合、この値は 6001 になります。

    [最大 ID 値]

    整数値。読み取り専用。

    ID 列の最大値です。列の基本データ型によって決まります。

    [ID の増分値]

    整数値。読み取り専用。

    挿入のたびに ID 列の番号が増減する量。通常は 1 に設定されます。

  6. [OK] をクリックします。

テーブルがパブリッシュされた後に ID 範囲としきい値を変更するには

  1. [パブリケーションのプロパティ - <Publication>] ダイアログ ボックスの [アーティクル] ページで、ID 列があるテーブルを選択します。

  2. [アーティクルのプロパティ] をクリックしてから、[反転表示されたテーブル アーティクルのプロパティを設定] をクリックします。

  3. [アーティクルのプロパティ - <Article>] ダイアログ ボックスの [プロパティ] タブの [ID 範囲の管理] セクションで、[パブリッシャの範囲サイズ][サブスクライバの範囲サイズ]、および [範囲しきい値の割合] の各プロパティの値を必要に応じて入力します。

  4. [OK] をクリックします。

  5. [パブリケーションのプロパティ - <Publication>] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。