スケーラビリティと可用性の向上
スケーラビリティと可用性が向上すると、多くのアプリケーションにとってメリットがあります。継続的に更新されるデータのコピーを保持しておくことで、読み取り操作を複数のサーバーに拡張することができます。同じデータのコピーを複数持つことによって得られる冗長性は、予定された停止や予定外の停止の際にも役立ちます。1 台のサーバーが利用できない場合には、元のサーバー (または代替サーバー) がオンライン状態に戻るまで、同じデータを持つ別のサーバーに要求がルーティングされます。
レプリケーションを使用してスケーラビリティと可用性を向上させるには、以下のように、アプリケーションの要件に応じたいくつかの方法があります。
アプリケーションで書き込み操作よりも読み取り操作が多い場合は、複数のサーバーへのレプリケーションによるデータ キャッシュを使用することでアプリケーションのスケーラビリティを向上させることができます。詳細については、「スケーラビリティの強化」を参照してください。
データベースの予定された停止や予定外の停止の際にアプリケーションでデータを使用できる必要がある場合は、「可用性の強化」を参照してください。
読み取りのスケーラビリティの向上と予定された停止や予定外の停止に対処する機能の両方が必要な場合には、「可用性とスケーラビリティの両方の向上」を参照してください。