パブリケーションおよびアーティクルのプロパティの変更
パブリケーションが作成された後は、ほとんどのパブリケーションおよびアーティクルのプロパティを変更できますが、スナップショットの再生成およびサブスクリプションの再初期化、またはそのいずれかが必要になる場合もあります。このトピックでは、変更された場合に、これらの操作のいずれかまたは両方を必要とするすべてのプロパティについて説明します。
スナップショット レプリケーションおよびトランザクション レプリケーションのパブリケーションのプロパティ
説明 |
ストアド プロシージャ |
プロパティ |
必要条件 |
---|---|---|---|
スナップショットの形式を変更します。 |
sp_changepublication |
sync_method |
新しいスナップショット。 |
スナップショットの場所を変更します。 |
sp_changepublication |
alt_snapshot_folder snapshot_in_defaultfolder |
新しいスナップショット。 |
スナップショットの場所を変更します。 |
sp_changedistpublisher |
working_directory |
新しいスナップショット。 |
スナップショット圧縮を変更します。 |
sp_changepublication |
compress_snapshot |
新しいスナップショット。 |
任意のファイル転送プロトコル (FTP) スナップショット オプションを変更します。 |
sp_changepublication |
enabled_for_internet ftp_address ftp_login ftp_password ftp_port ftp_subdirectory |
新しいスナップショット。 |
プリスナップショット スクリプトまたはポストスナップショット スクリプトの場所を変更します。 |
sp_changepublication |
pre_snapshot_script post_snapshot_script |
新しいスナップショット (スクリプトの内容を変更した場合にも必要です)。 新しいスクリプトをサブスクライバに適用するには、再初期化が必要です。 |
Microsoft SQL Server 以外のサブスクライバに対するサポートを有効または無効にします。 |
sp_changepublication |
is_enabled_for_het_sub |
新しいスナップショット。 |
キュー更新サブスクリプションに対する競合レポートを変更します。 |
sp_changepublication |
centralized_conflicts |
アクティブなサブスクリプションがない場合にのみ、変更できます。 |
キュー更新サブスクリプションに対する競合解決方法を変更します。 |
sp_changepublication |
conflict_policy |
アクティブなサブスクリプションがない場合にのみ、変更できます。 |
スナップショット レプリケーションおよびトランザクション レプリケーションのアーティクルのプロパティ
説明 |
ストアド プロシージャ |
プロパティ |
必要条件 |
---|---|---|---|
アーティクルを削除します。 |
sp_droparticle |
すべてのパラメータ。 |
アーティクルは、サブスクリプションを作成する前に削除できます。ストアド プロシージャを使用して、アーティクルに対するサブスクリプションを削除できます。SQL Server Management Studio を使用して、サブスクリプション全体を削除、再作成、および同期する必要があります。詳細については、「既存のパブリケーションへのアーティクルの追加および削除」を参照してください。 |
列フィルタを変更します。 |
sp_articlecolumn |
@column @operation |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
行フィルタを追加します。 |
sp_articlefilter |
すべてのパラメータ。 |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
行フィルタを削除します。 |
sp_articlefilter |
@article |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
行フィルタを変更します。 |
sp_articlefilter |
@filter_clause |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
行フィルタを変更します。 |
sp_changearticle |
filter |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
スキーマ オプションを変更します。 |
sp_changearticle |
schema_option |
新しいスナップショット。 |
スナップショットを適用する前に、サブスクライバでテーブルをどのように処理するかを変更します。 |
sp_changearticle |
pre_creation_cmd |
新しいスナップショット。 |
アーティクルの状態を変更します。 |
sp_changearticle |
status |
新しいスナップショット。 |
INSERT、UPDATE、または DELETE コマンドを変更します。 |
sp_changearticle |
ins_cmd upd_cmd del_cmd |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
対象となるテーブルの名前を変更します。 |
sp_changearticle |
dest_table |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
対象となるテーブルの所有者 (スキーマ) を変更します。 |
sp_changearticle |
destination_owner |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
データ型マッピングを変更します (Oracle パブリッシングにのみ適用されます)。 |
sp_changearticlecolumndatatype |
@type @length @precision @scale |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
マージ レプリケーションのパブリケーションのプロパティ
説明 |
ストアド プロシージャ |
プロパティ |
必要条件 |
---|---|---|---|
スナップショットの形式を変更します。 |
sp_changemergepublication |
sync_mode |
新しいスナップショット。 |
スナップショットの場所を変更します。 |
sp_changemergepublication |
alt_snapshot_folder snapshot_in_defaultfolder |
新しいスナップショット。 |
スナップショットの場所を変更します。 |
sp_changedistpublisher |
working_directory |
新しいスナップショット。 |
スナップショット圧縮を変更します。 |
sp_changemergepublication |
compress_snapshot |
新しいスナップショット。 |
任意の FTP スナップショット オプションを変更します。 |
sp_changemergepublication |
enabled_for_internet ftp_address ftp_login ftp_password ftp_port ftp_subdirectory |
新しいスナップショット。 |
プリスナップショット スクリプトまたはポストスナップショット スクリプトを変更します。 |
sp_changemergepublication |
pre_snapshot_script post_snapshot_script |
新しいスナップショット (スクリプトの内容を変更した場合にも必要です)。 新しいスクリプトをサブスクライバに適用するには、再初期化が必要です。 |
結合フィルタまたは論理レコードを追加します。 |
sp_addmergefilter |
すべてのパラメータ。 |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
結合フィルタまたは論理レコードを削除します。 |
sp_dropmergefilter |
すべてのパラメータ。 |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
結合フィルタまたは論理レコードを変更します。 |
sp_changemergefilter |
@property @value |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
パラメータ化されたフィルタの使用を無効にします (パラメータ化されたフィルタを有効にする場合は、特別な操作は不要です)。 |
sp_changemergepublication |
dynamic_filters の値を false に設定。 |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
事前計算済みパーティションの使用を有効または無効にします。 |
sp_changemergepublication |
use_partition_groups |
新しいスナップショット。 |
Microsoft SQL Server 2000 のパーティションの最適化を有効または無効にします。 |
sp_changemergepublication |
keep_partition_changes |
サブスクリプションを再初期化します。 |
サブスクライバのパーティションの検証を有効または無効にします。 |
sp_changemergepublication |
validate_subscriber_info |
サブスクリプションを再初期化します。 |
パブリケーションの互換性レベルを 80sp3 以下に変更します。 |
sp_changemergepublication |
publication_compatibility_level |
新しいスナップショット。 |
マージ レプリケーションのアーティクルのプロパティ
説明 |
ストアド プロシージャ |
プロパティ |
必要条件 |
---|---|---|---|
アーティクルがパブリケーション内に最新のパラメータ化されたフィルタを持つ場合に、そのアーティクルを削除します。 |
sp_dropmergearticle |
すべてのパラメータ。 |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
アーティクルが結合フィルタまたは論理レコード内で親である場合に、そのアーティクルを削除します (この操作の副作用として、結合が削除されます)。 |
sp_dropmergearticle |
すべてのパラメータ。 |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
その他のすべての場合に、アーティクルを削除します。 |
sp_dropmergearticle |
すべてのパラメータ。 |
新しいスナップショット。 |
それまでにパブリッシュされていなかった列フィルタを含めます。 |
sp_mergearticlecolumn |
@column @operation |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
行フィルタを追加、削除、または変更します。 |
sp_changemergearticle |
subset_filterclause |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 パラメータ化されたフィルタを追加、削除、変更する場合は、再初期化の際、サブスクライバで保留中の変更をパブリッシャにアップロードできません。保留中の変更をアップロードする場合は、フィルタを変更する前にすべてのサブスクリプションを同期してください。 アーティクルがどの結合フィルタにも含まれていない場合は、そのアーティクルを削除し、別の行フィルタと共に追加することができます。この場合、サブスクリプション全体を再初期化する必要はありません。アーティクルの追加と削除の詳細については、「既存のパブリケーションへのアーティクルの追加および削除」を参照してください。 |
スキーマ オプションを変更します。 |
sp_changemergearticle |
schema_option |
新しいスナップショット。 |
追跡を列レベルから行レベルに変更します (行レベルの追跡から列レベルの追跡に変更する場合は、特別な操作は不要です)。 |
sp_changemergearticle |
column_tracking の値を false に設定。 |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
サブスクライバで作成されたステートメントをパブリッシャで適用する前に権限を確認するかどうかについて変更を行います。 |
sp_changemergearticle |
check_permissions |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
ダウンロード専用サブスクリプションを有効または無効にします (その他のアップロード オプションへの変更、またはその他のアップロード オプションからの変更を行う場合は、特別な操作は不要です)。 |
sp_changemergearticle |
subscriber_upload_options の値を 2 に設定、または別の値に変更。 |
サブスクリプションを再初期化します。 |
レプリケーション先のテーブルの所有者を変更します。 |
sp_changemergearticle |
destination_owner |
新しいスナップショット。 サブスクリプションを再初期化します。 |
関連項目