フィルタを追加する方法 (Reporting Services)
計算や表示の対象として特定の値だけを含めたり除外したりするには、データセット、データ領域、またはグループにフィルタを追加します。実行時には、フィルタが最初にデータセットに適用され、次にデータ領域に適用された後、グループに (グループ階層の上から順に) 適用されます。テーブル、マトリックス、または一覧では、行グループ、列グループ、および隣接するグループに対するフィルタが別々に適用されます。グラフでは、カテゴリ グループと系列グループに対するフィルタが別々に適用されます。
フィルタを追加するには、少なくとも 1 つのフィルタ式を指定する必要があります。フィルタ式は、フィルタの対象となるデータを識別する式、演算子、および、比較対象の値で構成されます。フィルタの対象となるデータとその比較対象となる値とでは、データ型を一致させる必要があります。データセットまたはデータ領域の集計値に対するフィルタ処理はサポートされません。
グラフ内のデータ ポイントをフィルタ処理するには、カテゴリ グループまたは系列グループに対するフィルタを設定します。既定では、組み込み関数 Sum を使って、同じグループに属する値が系列内の個々のデータ ポイントとして集計されます。系列の集計関数を変更する場合は、フィルタ式の集計関数を変更する必要があります。
データセットに対してフィルタを設定するには
[デザイン] ビューでレポートを開きます。
[レポート データ] ペインでデータセットを右クリックし、[データセットのプロパティ] をクリックします。[データセットのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
[フィルタ] をクリックします。現在のフィルタ式の一覧が表示されます。既定では、何も表示されません。
[追加] をクリックします。新しい空のフィルタ式が表示されます。
[式] で、フィルタ処理の対象となるフィールドの式を入力するか、選択します。式を編集するには、式 ([fx]) ボタンをクリックします。
ドロップダウン ボックスから、手順 5. で作成した式のデータ型と同じデータ型を選択します。
[演算子] ボックスで、[式] ボックスの値と [値] ボックスの値とを比較するための演算子を選択します。選択した演算子によって、次の手順で使用する値の数が異なります。
[値] ボックスで、[式] の値を評価するフィルタ用の式または値を入力します。
フィルタ式の例については、「フィルター式の例 (Reporting Services)」を参照してください。
[OK] をクリックします。
データ領域に対してフィルタを設定するには
[デザイン] ビューでレポートを開きます。
デザイン画面でデータ領域を右クリックし、[<data region> のプロパティ] をクリックします。ゲージの場合は、[ゲージ パネルのプロパティ] を選択します。[<data region> のプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
[フィルタ] をクリックします。現在のフィルタ式の一覧が表示されます。既定では、何も表示されません。
[追加] をクリックします。新しい空のフィルタ式が表示されます。
[式] で、フィルタ処理の対象となるフィールドの式を入力するか、選択します。式を編集するには、式 ([fx]) ボタンをクリックします。
ドロップダウン ボックスから、手順 5. で作成した式のデータ型と同じデータ型を選択します。
[演算子] ボックスで、[式] ボックスの値と [値] ボックスの値とを比較するための演算子を選択します。選択した演算子によって、次の手順で使用する値の数が異なります。
[値] ボックスで、[式] の値を評価するフィルタ用の式または値を入力します。
フィルタ式の例については、「フィルター式の例 (Reporting Services)」を参照してください。
[OK] をクリックします。
Tablix の行グループまたは列グループに対してフィルタを設定するには
[デザイン] ビューでレポートを開きます。
デザイン画面で、テーブル、マトリックス、または一覧のデータ領域を右クリックして選択します。[グループ化] ペインに、選択した項目のグループが表示されます。
[グループ化] ペインで、グループを右クリックし、[グループの編集] をクリックします。[Tablix のグループ] ダイアログ ボックスが表示されます。
[フィルタ] をクリックします。現在のフィルタ式の一覧が表示されます。既定では、何も表示されません。
[追加] をクリックします。新しい空のフィルタ式が表示されます。
[式] で、フィルタ処理の対象となるフィールドの式を入力するか、選択します。式を編集するには、式 ([fx]) ボタンをクリックします。
ドロップダウン ボックスから、手順 5. で作成した式のデータ型と同じデータ型を選択します。
[演算子] ボックスで、[式] ボックスの値と [値] ボックスの値とを比較するための演算子を選択します。選択した演算子によって、次の手順で使用する値の数が異なります。
[値] ボックスで、[式] の値を評価するフィルタ用の式または値を入力します。
フィルタ式の例については、「フィルター式の例 (Reporting Services)」を参照してください。
[OK] をクリックします。
グラフのカテゴリ グループに対してフィルタを設定するには
[デザイン] ビューでレポートを開きます。
デザイン画面で、グラフを 2 回クリックして、データ、系列、およびカテゴリ フィールドのドロップ ゾーンを表示します。
カテゴリ フィールドのドロップ ゾーン内のフィールドを右クリックし、[カテゴリ グループのプロパティ] を選択します。
[フィルタ] をクリックします。現在のフィルタ式の一覧が表示されます。既定では、何も表示されません。
[追加] をクリックします。新しい空のフィルタ式が表示されます。
[式] で、フィルタ処理の対象となるフィールドの式を入力するか、選択します。式を編集するには、式 ([fx]) ボタンをクリックします。
ドロップダウン ボックスから、手順 5. で作成した式のデータ型と同じデータ型を選択します。
[演算子] ボックスで、[式] ボックスの値と [値] ボックスの値とを比較するための演算子を選択します。選択した演算子によって、次の手順で使用する値の数が異なります。
[値] ボックスで、[式] の値を評価するフィルタ用の式または値を入力します。
フィルタ式の例については、「フィルター式の例 (Reporting Services)」を参照してください。
[OK] をクリックします。
グラフの系列グループに対してフィルタを設定するには
[デザイン] ビューでレポートを開きます。
デザイン画面で、グラフを 2 回クリックして、データ、系列、およびカテゴリ フィールドのドロップ ゾーンを表示します。
系列フィールドのドロップ ゾーン内のフィールドを右クリックし、[系列グループのプロパティ] を選択します。
[フィルタ] をクリックします。現在のフィルタ式の一覧が表示されます。既定では、何も表示されません。
[追加] をクリックします。新しい空のフィルタ式が表示されます。
[式] で、フィルタ処理の対象となるフィールドの式を入力するか、選択します。式を編集するには、式 ([fx]) ボタンをクリックします。
ドロップダウン ボックスから、手順 5. で作成した式のデータ型と同じデータ型を選択します。
[演算子] ボックスで、[式] ボックスの値と [値] ボックスの値とを比較するための演算子を選択します。選択した演算子によって、次の手順で使用する値の数が異なります。
[値] ボックスで、[式] の値を評価するフィルタ用の式または値を入力します。
フィルタ式の例については、「フィルター式の例 (Reporting Services)」を参照してください。
[OK] をクリックします。
関連項目
参照
[フィルター] ([グラフのプロパティ] ダイアログ ボックス)
[フィルタ] ([データセットのプロパティ] ダイアログ ボックス)
[フィルタ] ([Tablix グループのプロパティ] ダイアログ ボックス)
[フィルタ] ([Tablix のプロパティ] ダイアログ ボックス)
[フィルター] ([ゲージ パネルのプロパティ] ダイアログ ボックス)