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レポート履歴でのスナップショットの作成、変更、および削除

レポート履歴は、一連のレポート スナップショットです。スナップショットの追加と削除、またはレポート履歴の記憶域に影響するプロパティの変更を行うことで、レポート履歴を管理できます。レポート履歴は手動で、またはスケジュールに従って作成できます。

レポート履歴を作成するには、ロールの割り当てに "レポート履歴の管理" タスクが含まれている必要があります。レポート履歴を表示するには、ロールの割り当てに "レポートの表示" タスクが含まれている必要があります。レポート履歴は、レポートにアクセスできるすべてのユーザーが利用できます。一部のユーザーを対象に、レポート履歴の有効化または無効化を選択的に行うことはできません。

レポート履歴のスナップショットは、スナップショットの作成日時で識別されます。その日時は、クエリが実行された日時に基づいています。

レポート履歴でのスナップショットの作成

スナップショットは、自動的に実行できる任意のレポートに、手動で、またはスケジュールされた間隔で、作成できます。レポートを自動的に実行するには、保存されている資格情報を使用するか、資格情報を使用しないようにする必要があります。また、レポートでパラメータを使用する場合、レポートの実行時に使用する既定値を指定する必要があります。レポートのプロパティ ページで、格納された資格情報とパラメータ値を指定できます。詳細については、「[パラメーター] プロパティ ページ (レポート マネージャー)」を参照してください。

レポート スナップショットを作成すると、レポート スナップショットと共に、以下の要素がレポート サーバー データベースに格納されます。

  • 結果セット (レポートの [データ ソース] プロパティ ページで指定した資格情報によって取得される、レポート内のデータ)。

  • 基になるレポート定義。これは、スナップショットを作成した時点で存在するものです。スナップショットを生成した後にレポート定義を変更する場合、これらの変更はスナップショットに反映されません。

  • 結果セットの取得またはフィルタ処理に使用するパラメータ値。

  • 画像などの埋め込みリソース。レポートにリンクされている外部リソースは、レポート スナップショットと共には格納されません。

レポート履歴を作成する方法、および格納できるレポート スナップショット数は、設定によって決まります。詳細については、「レポート履歴のプロパティの構成」を参照してください。

レポートでエラーが発生した場合、スナップショットは作成されません。警告が発生してもそのまま動作するレポートは、スナップショットの生成に使用できます。

プロパティの変更およびレポート履歴の削除

レポート スナップショットを作成した後に変更することはできません。ただし、プロパティを変更することはできます。この場合、レポート履歴は削除されます。

レポート履歴は、以下の方法で削除できます。

  • 1 つずつ、またはまとめて、スナップショットを手動で削除します。

    レポート マネージャで、[履歴] ページからスナップショットを削除できます。レポートに移動して [履歴] をクリックし、削除するスナップショットの隣にあるチェック ボックスをオンにして、[削除] をクリックします。

  • レポート履歴の制限を低くして、格納されているスナップショット数を減らします。レポート履歴の制限は、レポート サーバーに対して、または特定のレポートに対して設定できます。制限値を下げた場合、最も古いスナップショットが履歴から削除されます。

レポート サーバーに格納されているすべてのレポート履歴を、一括操作で削除することはできません。

また、レポートを削除するとレポート履歴も削除されます。たとえば、月間の売上レポートを新しい売上レポートに置き換えるために削除する場合、そのレポートに関連付けられたすべてのレポート履歴も削除されます。ただし、レポートを移動する場合、すべてのレポート履歴がそのレポートと共に移動されます。